企業価値向上経営懇話会が掲げる「これからの品質経営」
~品質経営による現場変革と企業成長戦略~
セッションの趣旨
近年、企業を取り巻く経営環境が大きく変化する中で、品質を企業価値創造の源泉として捉え、企業成長につなげていく品質経営の重要性がますます高まっています。日本科学技術連盟が2017年に創設した「企業価値向上経営懇話会」では、品質経営の実践知を蓄積するとともに、その実現に向けた提言を行ってきました。
本セッションでは、2026年3月に発行された「第二次報告書」や「令和大磯宣言2023」で示された考え方を踏まえ、これからの品質経営のあり方について議論します。事業戦略策定プロセス、機能間連携プロセス、具体的業務指示プロセスの3階層を一貫して創り込むことの重要性に着目し、顧客価値創造と組織能力向上を両立するための実践的な取り組みを共有します。品質経営を企業成長につなげるための考え方や、自社変革に向けたヒントを得ていただきます。
こんな方にオススメです!
- 品質経営を企業価値向上や事業成長につなげる方法を学びたい。
- 事業戦略と品質活動を効果的に連携させたい。
- 部門間の連携を強化し、全体最適による価値創造を実現したい。
- 現場の改善活動を組織能力として定着させたい。
- 他社の品質経営の実践事例や取り組みを参考にしたい。
企業価値向上経営懇話会が掲げる「これからの品質経営」
~第二次報告書を踏まえて~
顧問
安川電機における品質経営の実践
東京支社長、コーポレートブランディング本部長・取締役 常務執行役員
積水化学工業における価値創出プロセス
~価値共創時代にDXで未然防止を組み上げる取り組み~
執行役員 生産基盤強化センター所長
登壇者とフロアによる総合討論(パネル)
顧問
グリーントランスフォーメーション
~競争優位を決定づける「成長戦略」への本格的なシフトを目指して~
セッションの趣旨
企業経営において、「社会課題の解決」と「社会価値の創出」は、もはや付加的な取り組みではなく、持続的な成長を実現するうえで重要な経営課題となっています。近年では、脱炭素化への対応に加え、社会価値と経済価値の両立を目指す取り組みが求められており、グリーントランスフォーメーション(GX)は企業の競争力を左右する重要なテーマとして注目されています。
本セッションでは、GXを企業の成長戦略として捉え、サプライチェーン全体での排出量(Scope3)の把握やカーボンフットプリントへの対応、再生可能エネルギーの活用、循環型経済への取り組みなどについて議論します。また、GXとDXを融合した取り組み事例も交えながら、環境価値と企業価値を両立するための実践的なアプローチを共有します。GXを企業の持続的成長につなげるための考え方や取り組みのヒントを得ていただきます。
こんな方にオススメです!
- GXを経営戦略としてどのように推進すればよいのか知りたい。
- 脱炭素化に取り組みたいが、何から着手すべきか分からない。
- GXへの投資がどのように企業価値や競争力向上につながるのか知りたい。
- Scope3排出量の把握やサプライチェーン全体での取り組みに課題を感じている。
- GXとDXを組み合わせた先進的な取り組み事例を学びたい。
Panasonic GREEN IMPACTによる企業価値向上の取り組み
~社会課題解決力が企業成長のドライバーに~
品質・環境本部 本部長
「MISSION NET ZERO」
リアルな成長戦略としての脱炭素の推進
カーボンニュートラル推進室 室長
環境規制を追い風に変える
~技術とアドボカシーで実現するグローバル成長戦略~
サステナビリティ推進室 室長
登壇者とフロアによる総合討論(パネル)
経営学部 学部長 教授
北九州市セッション
~自治体と企業の共創による AI/DXの活用による品質経営の進化~
セッションの趣旨
AI・DXの進展により、企業の競争力の源泉は大きく変化しており、製造業においてもデータやデジタル技術を活用した品質経営への取り組みが求められています。また、地域産業の発展や企業の課題解決に向けて、自治体にも企業との連携を通じた新たな役割が期待されています。
本セッションでは、AI・DX推進を通じて地域産業の高度化に取り組む北九州市と地域企業の実践事例を紹介します。AI・DXの活用を現場改善や品質向上、人材育成、組織変革へどのようにつなげているのか、その取り組みや課題について議論します。また、自治体と企業が連携して取り組む新たな産業活性化のあり方について考察し、品質経営の高度化につなげるためのヒントを得ていただきます。
こんな方にオススメです!
- AIやDXを活用して品質改善や品質経営の高度化を進めたい。
- PoC(実証実験)に留まらず、現場への定着や全社展開につなげたい。
- 蓄積したデータを品質向上や不良低減に活用したい。
- 製造・品質部門とIT部門の連携を強化したい。
- デジタル人材の育成や推進体制の構築に課題を感じている。
- AI・DX推進に関する投資対効果を明確にしたい。
- 中堅・中小企業におけるAI・DX活用の進め方を学びたい。
環境変化に挑むQCサークルの進化
~現場の活力を未来へつなぐ小集団改善活動のアップデート~
セッションの趣旨
1962年に日本で誕生したQCサークル活動は、「人間の能力を発揮し、無限の可能性を引き出す」「人間性を尊重して、生きがいのある明るい職場をつくる」「企業の体質改善・発展に寄与する」という基本理念のもと、日本の産業界の発展に貢献してきました。一方で、社会や顧客の価値観の変化、働き方の多様化、DXやAIの進展などにより、QCサークル活動を取り巻く環境も大きく変化しています。こうした環境変化に対応しながら、現場の活力を支える活動として発展させていくことが求められています。
本セッションでは、環境変化に対応したQCサークル活動を推進している企業の事例発表や討論を通じて、これからの時代に求められるQCサークル活動のあり方について議論します。また、AIやDXの活用、働き方の変化への対応など、現場の改善活動を活性化するための取り組みを共有し、これまでもこれからも現場の活力の源泉であり続けるためのQCサークルの姿を探ります。
こんな方にオススメです!
- AIやDXを活用し、QCサークル活動をさらに活性化したい。
- 時代の変化に合わせたQCサークル活動の推進や支援の方法を知りたい。
- QCサークル活動のマンネリ化を打破し、活動を活性化したい。
- ITやデジタル技術を活用した改善活動の進め方を学びたい。
- 製造業以外におけるQCサークル活動の取り組み事例を知りたい。
- テレワーク環境下におけるQCサークル活動の進め方に課題を感じている。
(仮)Innoperation文化醸成のための改善活動(QCC/Grassroots)
グループ品質部 部長
AIの指摘で現場が動く
~デジタルで変わるカイゼン活動
代表取締役社長
(仮) 会社も人も成長する「DXサークル活動」
代表取締役社長
登壇者とフロアによる総合討論(パネル)
経営学部国際経営学科・教授
再発防止と未然防止
~事後是正、学習、体系化でつくる強い品質組織~
セッションの趣旨
品質問題の複雑化や製品・サービスのライフサイクルの短期化が進む中、発生した問題への対応だけでなく、再発防止と未然防止の仕組みを強化することが重要となっています。しかし、応急処置にとどまり真因究明や恒久対策につながらないケースや、過去の知見が組織全体で活用されず、同様の問題が繰り返されるケースも少なくありません。
本セッションでは、再発防止と未然防止を両輪として捉え、応急処置から恒久処置へつなげるための真因究明の進め方や、組織的な学習につなげるためのナレッジ化・仕組み化のポイントについて議論します。また、個別事象への対応を組織の学習へと発展させ、標準化や教育、設計へのフィードバックを通じて将来のリスク低減につなげるための取り組みについても共有します。強い品質組織を実現するための考え方や実践のヒントを得ていただきます。
こんな方にオススメです!
- 応急処置はできているものの、恒久処置まで十分につなげられていない。
- 不具合情報や改善の知見を組織全体で共有・活用したい。
- 事後対応に追われ、未然防止活動に十分取り組めていない。
- 真因究明が形式的になり、対症療法に終わってしまうことがある。
- 品質保証、設計、製造など部門を越えた再発防止の仕組みを強化したい。
(仮) トラブル処理における4つのステージ
-拡大防止、再発防止、未然防止、予測予防-
嘱託
モグラたたきの是正からの脱却
~源流のしくみに戻った是正予防・PAマトリクスの提案~
技術本部 生産技術推進部 製造革新推進グループ 参与
失敗からの学びを組織の財産に変える
~再発防止に必要な3つの階層と7つのレビュー~
製品品質設計技術革新部 品質戦略・マネジメントグループ
登壇者とフロアによる総合討論(パネル)
嘱託
特別セッション
セッションの趣旨
1997年のTQM宣言がなされてから25年以上経過しており、その間にDXやSDGs、働き方改革、機械学習・AIなど、社会的に大きな変化が生じていますが、これら変化に対応した新たなTQMモデルを構築し、提唱することが求められており、これが本研究会の目的です。
そのためには、現在の若手・中堅研究者の各専門分野の知識や研究成果を集積しなければならず、またTQMは“実学”ですからTQM推進の実務に造詣が深い企業の方々のニーズや期待、問題認識をお聞きすることも必要不可欠であると考え、大学研究者と企業の方々を含めて18名のメンバーで進めています。
本セッションでは、2023年から開始した本研究会の研究成果として、ISOからTQMへ~成長のための次世代品質経営モデルの提案~を説明していきます。
こんな方にオススメです!
- 「ISO認証を取っただけで終わりたくない」「経営成果につながる品質活動を実現したい」
- ISOや品質マネジメントシステムを運用しているが、より実効性の高い品質経営に発展させたい
- DX・AI・SDGsなどの時代変化を踏まえ、新しいTQMモデルや品質経営の方向性を知りたい
- 自社のTQM活動を見直し、次世代型の品質経営への移行を検討している経営層、推進部門
- 日本品質奨励賞(品質革新賞を含む)など、品質経営の表彰制度への挑戦を検討したい
変化し続ける時代におけるTQM実践と効果の関係の解明
経営学部 教授
品質文化をどう評価するか
7つの望ましい状態と14の設問による診断フレームワークの提案-
教授
ヒトや環境の変化を踏まえた次世代の人材育成とQCサークル活動
総括プロジェクト機構 特任准教授
価値創造に向けた新しい手法体系の構築
~現代的課題に対応する実践的ツールマップ~
NGM K-consulting 代表
4者とフロアによる総合討論(パネル)
情報通信学部 教授
【IVI協賛セッション】スマートシンキングⅡ
~AI時代の企業戦略「知識の拡大再生産を進めるための方法論」~
セッションの趣旨
製造業の現場では、それぞれの担当者が培ってきた知識や経験、工夫によって品質向上や業務改善が進められています。一方で、こうした知見が個人や職場に留まり、組織全体の資産として十分に活用できていないことや、デジタル化・標準化の妨げとなっていることも少なくありません。AIやDXの進展に伴い、現場の知識や改善活動を組織全体で活用していくことの重要性が高まっています。
本セッションでは、現場の自発的な改善活動をデジタル上で実現する「スマートシンキング」の考え方や、その実践事例について紹介します。また、改善活動を通じて得られた知識やデータを組織の資産として蓄積し、新たな問題解決や知識創造につなげるための取り組みについて議論します。現場改善とデジタル活用を両立させながら、組織全体の問題解決力向上につなげるためのヒントを得ていただきます。
こんな方にオススメです!
- 現場ごとの工夫やノウハウが属人化しており、組織全体で共有・活用したい。
- 現場改善活動のデジタル化や標準化を進めたい。
- DX推進と現場改善活動を効果的に連携させたい。
- 紙やExcel、個人のノウハウに依存した業務を見直したい。
- 改善活動で得られた知見を組織の資産として蓄積・活用したい。
- AIやデータ活用を取り入れた改善活動の進め方を学びたい。
(仮)製造・倉庫・運送の企業間情報共有によるロジスティクス効率化
未来技術研究部 部長
品質データの可視化と共有で実現するモノづくりの進化
品質・製造センター 技術開発部 チームマネージャー