開催概要

第108回品質管理シンポジウム

日程

テーマ 産業競争力の更なる向上を狙った品質経営活動の強化
~IoT時代における企業価値の最大化に向けたホワイトカラーの生産性向上のあり方~
日 時 2019年5月30日(木)~ 6月1日(土)
会 場 大磯プリンスホテル
(神奈川県中郡大磯町国府本郷546 TEL: 0463-61-1111)
主 催 一般財団法人 日本科学技術連盟
後 援 一般社団法人 日本品質管理学会

趣旨



第108回品質管理シンポジウム
主担当組織委員
㈱安川電機
代表取締役会長
津田 純嗣
毎年、世界経済フォーラム(WEF)が発表する各国の国際競争力ランキング「Global Competitiveness Report 2017-2018(2017-2018 世界競争力レポート)」において、日本は2014年の6位を境に少しずつ順位を下げ、2017年には9位となりました。その理由の一つとして「イノベーション」、特に「イノベーション能力」の不足が挙げられています。
さらに労働生産性については、長年にわたり19位~21位(OECD加盟35カ国中)と停滞を続けています。その要因は、付加価値の高い新たなビジネスモデルを生み出すイノベーションが不足していることが考えられます。今後の産業競争力は、その国のイノベーションを起こせるポテンシャルにかかっており、日本がグローバル経済を牽引するためには、画期的な新製品やサービスなど、新たな顧客価値を創造し、提供していかなければなりません。

一方で日本は、少子高齢化に伴う労働力人口の減少という構造的な問題を抱えており、今後、付加価値を生み出し続けるには、一人ひとりの労働生産性を向上させなければなりません。また、政府が進めている「働き方改革」の柱の一つである「長時間労働の是正」への対応についても、時間当たりの労働生産性を向上させることが必要です。

ただし、日本の製造現場は非常に効率化されており、生産性は世界的にもすでに高いレベルにあります。しかしながらホワイトカラー(間接スタッフ)の生産性については、そもそも生産性を計る指標も明確に決まったものがなく、何をもって労働生産性が向上したかという点が見えづらいため、改善のPDCAをまわしにくく、各企業とも抜本的な対策に辿り着いていない状況にあると思われます。つまりホワイトカラー(間接スタッフ)の労働生産性には改善の余地が残されているのです。
イノベーションを起こすためには、特にホワイトカラー(間接スタッフ)の低付加価値業務を削減、若しくは効率化し、それによって生み出した工数を顧客価値創造のための高付加価値業務へとシフトさせること、また、業務遂行能力を上げるための教育や自己啓発などに当て、さらに付加価値の高い業務への対応が可能となるように環境を整えることが重要です。RPA※などの業務効率化ツールの活用が拡大しているのも、このことへの認識が進んで来たと思われます。
今後顧客ニーズもますます多様化する状況の中で、より付加価値の高い業務、つまり顧客に対して真の価値を提供する業務に集中できる環境をつくり、併せて従業員のやる気や働き甲斐も向上させなければなりません。

今回は、日本の産業競争力向上を目指し、顧客価値創造活動を加速させるため、一人ひとりの労働生産性を向上させつつ、併せて働き甲斐のある職場、組織をつくるためにどうすれば良いかを皆さんと一緒に議論したいと思います。

※RPA・・・Robotic Process Automation

組織委員

猪原 正守
猪原 正守
大阪電気通信大学
教授
大橋 徹二
大橋 徹二
(株)小松製作所
代表取締役会長
佐藤 和弘
佐藤 和弘
トヨタ自動車(株)
執行役員
鈴木 和幸
鈴木 和幸
電気通信大学
名誉教授
津田 純嗣
津田 純嗣
(株)安川電機
代表取締役会長
中條 武志
中條 武志
中央大学
教授