講演概要
第122回品質管理シンポジウム
※組織名・役職は2026年9月現在の表記になっております
特別講演
挑戦の先に見えた、日本のこれまでとこれから
㈱ FC.ISE−SHIMA代表取締役
小倉 隆史 氏
【講演要旨】
1993年、サッカー元年ともいわれるJリーグが開幕したその年、19歳で単身オランダへ渡り、プロサッカー選手として世界に挑戦。文化・教育・医学・習慣など、日本との様々な違いを肌で感じた経験は、その後の挫折や失敗を繰り返した人生において、大きな財産となりました。そこから、諦めない心と、挑戦し続けることの大切さを学びました。
現在は、三重県中南部を拠点とするサッカークラブFC.ISE-SHIMAで、スポーツを競技や興行にとどまらない、地域コミュニティのハブへと変える挑戦を続けています。
7歳でサッカーと出会い、およそ半世紀。数多くの苦難や困難、そして少しの幸せを与えてくれたサッカー人生を振り返りながら、日本のこれまでとこれからを語ります。
基調講演・オリエンテーション
経営環境の変化に対応した企業構造改革
NECファシリティーズ ㈱取締役会長
田熊 範孝 氏
イー・アンド・エム ㈱取締役執行役員専務
東 正宜 氏
【講演要旨】
外部環境が絶えず変化し、競合各社も改善・成長を続ける中、企業には継続的な進化が不可欠です。
NECはこの30年で、プロダクト中心からITサービス中心へ事業構造を転換し、顧客価値・社会価値の創出を追求してきました。併せて、カルチャー変革、経営基盤・人事制度の刷新、経営情報のダッシュボード化などにより、働きがいと実行力を高める取り組みを推進。さらにスタッフ部門も、事業価値・企業価値を生み出す存在へ変わるべく業務改革に挑戦しています。
本講演では、NECが取り組んでいる社会価値創造型企業へのトランスフォーメーションの狙いと実践を「令和大磯宣言2023」のフレームに沿ってご紹介いたします。
また、ソフトウェア開発に携わるお取引先様による自主的なTQM活動の一例として、「NECソフトウェアパートナーズ交流会」の取り組みについてもご紹介いたします。
外部環境が絶えず変化し、競合各社も改善・成長を続ける中、企業には継続的な進化が不可欠です。
NECはこの30年で、プロダクト中心からITサービス中心へ事業構造を転換し、顧客価値・社会価値の創出を追求してきました。併せて、カルチャー変革、経営基盤・人事制度の刷新、経営情報のダッシュボード化などにより、働きがいと実行力を高める取り組みを推進。さらにスタッフ部門も、事業価値・企業価値を生み出す存在へ変わるべく業務改革に挑戦しています。
本講演では、NECが取り組んでいる社会価値創造型企業へのトランスフォーメーションの狙いと実践を「令和大磯宣言2023」のフレームに沿ってご紹介いたします。
また、ソフトウェア開発に携わるお取引先様による自主的なTQM活動の一例として、「NECソフトウェアパートナーズ交流会」の取り組みについてもご紹介いたします。
講演1
生体認証技術の最前線とAI時代の品質管理
日本電気 ㈱NECフェロー
今岡 仁 氏
【講演要旨】
生体認証技術は、顔・虹彩・指紋認証を中心に社会実装が進み、なりすまし等の攻撃への対策も日々高度化しています。本講演では、これまでの研究開発を振り返りながら、技術 を社会に実装する過程で直面した「魔の川」「死の谷」「ダーウィンの海」と呼ばれる壁をどう乗り越えてきたかを、実体験を交えてお話しします。また、生体認証への攻撃手法とその防御技術の最新動向についてもご紹介します。さらに、AIが人間の判断領域に近づくなかで、従来型のソフトウェア品質管理では捉えきれない課題が生じている点に触れ、公平性・透明性・説明責任といったデジタルエシックスの視点を含めた、これからの品質管理のあり方について考えます。技術開発の現場で得た知見を、品質管理に携わる皆さまと共有できればと思います。
講演2
IoTからAIファースト経営へ
~デジタル技術と生成AIで進化する旭鉄工の現場改革~
旭鉄工 ㈱/i Smart Technologies ㈱代表取締役社長
木村 哲也 氏
【講演要旨】
IoTによる「見える化」とカイゼンで利益体質へと変革した旭鉄工。現在はその実践を土台に、生成AIを活用し、現場・間接部門・経営まで、仕事の仕組みそのものを生成AI前提へと進化させています。本講演では、「付加価値ファースト」を軸に、AIに認知・分析を任せ、人が判断と付加価値創造に集中する仕事の進め方、現場で実践しているAI活用事例、tenderly、そしてIoTからAIファースト経営へ進化した最新の取り組みを紹介します。
講演3
品質の再定義:AX時代における『顧客価値』の創出と実現
~DXからAX時代をかじ取りする戦略的アプローチ
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科 客員教授
笠原 英一 氏
【講演要旨】
DXの基盤はデジタル技術であり、ヒトが主体になって、ビジネス・モデルの変革を目指すものです。これに対して、AXは進化したAIに業務遂行や判断支援のプロセスをゆだねながら、生活や仕事、ひいては社会や産業を変革して人間としての本来のあるべき姿、例えば創造性や感性の発揮などを実現していくという構想です(笠原2026)。両者の関係は対立ではなく、事業変革をテーマにしているという点では同じです。こうした時代背景にあって、「品質」はどのように定義されるべきでしょうか。仮に「品質」を定義する視点を「仕様への適合」から、「顧客の現状と理想のギャップを埋める手段」にシフトさせた場合、品質管理の対象として何を管理すべきなのでしょうか。
本講演ではこうした問題意識のもと、「品質」を構築する3つの構成要素:オファリング(価値提案)、オペレーションズ(価値実現)、オーガニゼーション(価値基盤)について論じてまいります。
講演4
経営におけるブランド戦略と熱量というレバレージ(仮題)
日本輸入化粧品協会理事長
菅野 沙織 氏
【講演要旨】
ビジネスを語るとき、完成した製品をどの流通に配荷し、どういうターゲットにいくらで販売し、どういう広告宣伝、どのインフルエンサーなどを使ってPR、販促活動をするかというローンチプランを検討するのは極めてベーシックなアクションです。しかしコンサル会社や広告代理店からプランを高額で提案してもらいそれを実施したからと言って必ずしも売り上げが上がるわけではないのが現実です。ではどうしたら製品が消費者の手元に、心に届くのでしょうか?そのポイントを過去外資系化粧品会社数社の日本支社代表取締役社長としてV字回復を果たしてきた実際の経験をお話ししたいと思います。
