キーワード検索


 2001年    2002年    2003年
 2004年    2005年    2006年
 2007年    2008年    2009年
 2010年    2011年    2012年
 2013年    2014年    2015年
 2016年    2017年    2018年
 2019年    2020年  
11 件の資料が見つかりました。
ダウンロード数: 1309回
紹介文 :
認知心理学・社会心理学の理論「認知バイアス」をご存知だろうか?
「曖昧性効果」「専門偏向」「共有情報バイアス」「ゼロリスクバイアス」「アンカリング」など、193個の定義があるが、その中から、ソフトウェア開発の現場で作成者が掛かる可能性が高く、かつ、その影響度が高い13個に絞り込み、レビュー時の欠陥検出に活用する方法が提案されている。
レビュー対象成果物への記載漏れや考慮不足といった検出難易度が高い欠陥をどうやって検出すれば良いのか悩んでいる方は、一読されることをお勧めする。
ダウンロード数: 171回
紹介文 :
過去のレビュー指摘を分類・活用しようとすると、これまでは必ずと言っていいほど、管理者視点で行われてきた。
本論文では管理者視点と共存する形で、作成者視点の分類・活用方法が提案されている。
実験で付与されたタグは大きく6つに分類され、「機能系」「対応方法系」「品質特性系」だけでなく、「注意喚起系」「表現方法系」「影響度系」といった作成者ならでは視点があり、具体的なキーワードでタグが付与されている。
作成者にとってレビュー指摘を検索・活用しやすくなると共に、作成者自身が自由にタグを付与できるため、品質向上活動への能動的な関与の促進が期待できる。
レビュー指摘を組織的に蓄積・横展開し、作成時の品質向上に活用したいと考えている組織の方は、一読されることをお勧めする。
ダウンロード数: 166回
紹介文 :
レビューという品質向上活動そのものを改善することを目的として、
「レビューの振り返り手法」を提案しています。
「レビュー記録という客観的な事実を活用する」、「作成者とレビューアが個別に振り返る」、
「作成者とレビューアがお互いを振り返る」、「継続すべき項目にも着目する」など、
心理的安全性を高めて参加者全員から前向きな意見が抽出され、有意義で合意と納得の行く振り返りができるように工夫をしています。
ダウンロード数: 136回
紹介文 :
レビューの品質を第三者が評価して必要に応じて対策を促すことを目的とした「レビュー品質の可視化手法」および新しい品質指標「予測重大欠陥レビュー検出率」を提案しています。
第三者が客観的かつ容易に、そして各プロジェクトの特性を踏まえてレビュー品質を評価出来るように工夫した研究です。
ダウンロード数: 130回
紹介文 :
設計を開始する前に要求の漏れを検知し手戻りを抑制することを目的とした「設計着手前レビュー」を提案しています。
「着手前要求確認フレームワーク」と「区分・パラメータ」シートを考案し、
5W1Hの観点で要求を整理し抜け漏れを検知しやすくするための工夫をしています。
ダウンロード数: 116回
紹介文 :
レビュー指摘の伝達において、指摘の意図や期待を作成者に上手く伝えることを目的として、「レビューコミュニケーションスタイル手法」を提案しています。
人と人とのコミュニケーションにおいて「人の好みや性格」といった重要とされつつも取り扱うことが難しかった領域に踏み込み、具体的に理論化・手法化してレビューで活用できるように工夫しています。
ダウンロード数: 111回
紹介文 :
リモートワーク環境下での開発における品質/生産性向上を目的として、「リモート開発におけるレビュー改善方法」を提案しています。
「リモート開発におけるレビュー改善の手順」がわかりやすく、具体的に示されており、「レビュー成功要因関連図」や「レビュー改善Tips」も具体的で実践的な内容が紹介されています。
ダウンロード数: 101回
紹介文 :
熟練度が低いレビューアでも有効な指摘ができるようにすることを目的として、
「熟練レビューアの勘所「トリガーポイント」を活用するレビュー手法」を提案しています。
「他システムからの横展開は敢えて行わない」、「熟練レビューアが教育やフォローを行う」など、
「量」よりも「質」を重視して、実践の場で確実に成果を出せるようにするための工夫をしています。
ダウンロード数: 85回
紹介文 :
レビューの実施方法が固定化されているために発生している様々な問題を解決する
ことを目的として、「オプティマイズ・レビュー・マップ手法」を提案しています。
世の中に数あるレビュータイプ(パスアラウンド等)を活動要素の単位に細分化し、
それらの活動要素と効果の関連性を示すことで、レビューで得たい効果に応じて、
レビューの活動要素を柔軟に設定できるように工夫しています。
ダウンロード数: 52回
SQuBOK分類 :
紹介文 :
1 背景
ソフトウェアの品質向上のためにレビューは有効な手段として認められており、必須の活動として取り組まれている。また、同じく品質向上の取り組みとして、多くの企業で各工程やスプリント、プロジェクト終了時などに開発全般に関しての振り返りが行われる。
しかし、振り返りは一般的に、システム開発プロセスやプロジェクト管理の観点に注目が集まることが多く、レビューの実施方法に踏み込んだ振り返りが行われることは比較的少ない。
筆者らは、開発現場で成果物品質が上がらないのは、振り返り活動がレビュー品質の改善に繋がっていないことに一因があると考えた。そこで、個々の現場におけるレビューの質を向上させるために、レビューの振り返り手法を検討することにした。
2 解決すべき課題
振り返り手法には、KPT やYWT などのいくつかのフレームワークがある。しかし、これらは、活動内容を思い出しながら振り返ることが一般的である。多くは、参加者の主観的な記憶を頼りに行われることになるため、振り返りの観点に漏れや偏りが発生しやすい。
これは、改善の機会を逸しやすい状況にあることを示唆している。
次に、会議で自由に発言するような振り返り手法を用いた場合、声が大きい人の意見にその場の議論が引きずられるため、他の参加者が本音を言えないことがしばしば起こる。
特に作成者とレビューアでは上下関係がある場合が多いため、作成者が意見を言いにくいことも多い。ここにも、改善の機会を逸しやすい状況が存在している。
上記の課題に対して、筆者らは以下の2 点を満たす振り返り手法を考案することができれば、レビュー品質の改善に効果の高い振り返りが実施可能になるのではないかと考えた。
・ 事実に基づく客観的な振り返りを実施するための具体的な手順・ 役割・立場が異なる参加者全員から意見を引き出すための具体的な手順これらを踏まえて、本研究では以下を解決すべき課題として設定する。
RQ1:事実に基づく客観的な振り返りによって、重要な振り返り項目が導出できるか?
RQ2:役割・立場が異なる参加者全員から意見を引き出せれば、改善の観点が広がるか?
RQ3:提案手法を用いて、レビュー品質や成果物品質が向上するか?
以降、2 章では先行研究の調査結果を示し、3 章では筆者らが提案する振り返り手法を示す。4 章で提案手法に対する実験と評価考察を行い、5 章でまとめを示す。
ダウンロード数: 46回
SQuBOK分類 :
紹介文 :
IT開発にかかわる組織では、組織や製品の特徴、顧客との関係性などから定めた「レビュー実施方法」、あるいは過去の経緯などから独自の工夫 を行った「組織で定着しているレビュー実施方法」に基づき、レビューを行っている。しかし場面によっては、レビューの長時間化、論点の拡散、欲しい効果の未獲得、作成者の疲弊などの問題が生じている。そして組織で定めたレビュー実施方法に従うことを重要視する あるいは慣れ親しんだレビュー実施方法を変更することへの障壁から、場面に応じてレビューの実施方法を変えることができないという問題がある。 この問題を解決するために我々は、レビューにて得たい効果に応じた「 レビューの実施方法 」、つまりは「レビューの活動要素」を最適化する「オプティマイズ・ レビュー ・ マップ法 」を考案した。 簡易実験とアンケート調査により、本手法の有効性を確認することができた。
↑