「要求には無いが想定しておくべき条件」に着目した設計着手前レビューの提案
- 要求仕様の抜け漏れを防ぎ開発の前提条件のちゃぶ台返しによる大幅な手戻りを防止-
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発表場所 : SQiP研究会
主査 : 中谷 一樹(TIS株式会社)
副主査 : 上田 裕之 (株式会社DTSインサイト)
アドバイザー : 安達 賢二 (株式会社HBA)
執筆者 : 村田 努 (オムロンヘルスケア株式会社) 、小川 聡 (株式会社IHI) 、篠瀬 裕太郎 (株式会社リンクレア)
副主査 : 上田 裕之 (株式会社DTSインサイト)
アドバイザー : 安達 賢二 (株式会社HBA)
執筆者 : 村田 努 (オムロンヘルスケア株式会社) 、小川 聡 (株式会社IHI) 、篠瀬 裕太郎 (株式会社リンクレア)
紹介文 :
設計を開始する前に要求の漏れを検知し手戻りを抑制することを目的とした「設計着手前レビュー」を提案しています。
「着手前要求確認フレームワーク」と「区分・パラメータ」シートを考案し、
5W1Hの観点で要求を整理し抜け漏れを検知しやすくするための工夫をしています。
設計を開始する前に要求の漏れを検知し手戻りを抑制することを目的とした「設計着手前レビュー」を提案しています。
「着手前要求確認フレームワーク」と「区分・パラメータ」シートを考案し、
5W1Hの観点で要求を整理し抜け漏れを検知しやすくするための工夫をしています。
概要 :
発注者からの要求には無いが想定しておくべき条件が漏れていることが後工程で判明し,大きな手戻りとなることがある.このような事態に陥る原因の1つに,提示された要求をそのまま仕様に落とす,すなわち要求に対するレビューの適切な実施ができていないという問題がある.そこで我々は提示された要求に漏れがないかを検出する仕組みを考案した.実際の要求仕様書を用いた検証を実施した結果,その有効性が確認できた.提案手法と検証結果をここに報告する.
発注者からの要求には無いが想定しておくべき条件が漏れていることが後工程で判明し,大きな手戻りとなることがある.このような事態に陥る原因の1つに,提示された要求をそのまま仕様に落とす,すなわち要求に対するレビューの適切な実施ができていないという問題がある.そこで我々は提示された要求に漏れがないかを検出する仕組みを考案した.実際の要求仕様書を用いた検証を実施した結果,その有効性が確認できた.提案手法と検証結果をここに報告する.