一般事例発表

  E会場


サービスの質向上/顧客満足(CS)向上活動/QCサークル活動(小集団改善活動)の推進/人材育成

知識・技能習得による外観不具合検出力の向上

小林 弘明 氏
アイシン精機株式会社 新豊工場 製造グループ 製造3課 工長

「品質至上」の考えのもと、お客様に満足を与え、喜んでもらえる商品づくりをする中で、私の職場は主に車のドアやシートに組付ける部品をプレス加工しており、社内・社外を問わず多数の後工程に製品を供給している職場です。
工程での不具合流出危険度を100%潰し込めない中、「自工程完結・後工程流出苦情ゼロ」を目標に掲げ、監督者として技能員任せの作業を反省し、プレス加工に携わる関係部署の協力を得ながら様々な改善活動を行いました。その中で、プレス加工・不具合現象の教育テキストや確認する道具を作製し、知識と技能を職場の仲間達が習得する事によって職場力が向上し、品質保証を行なった事例です。

やり続ける事 やり込む事 あきらめない事

後藤 秀樹 氏
トヨタ自動車株式会社 明知工場 デフ製造部 生産支援課 工長

トヨタのモノづくりDNAの伝承!
私が師匠達から学び、QCで培ってきた事は、「ずっとやり続け、深くやり込み、決してあきらめない」トコトン精神。このトコトンにこだわっていくと、自然と仲間の助け、上司のフォロー、他のQCサークルの協力が得られていきます。私が支援するのは、この3つのトコトン!サークルメンバー達は、泣いて、笑って、悩んで、喜んで、力強く成長し、モノづくりDNAを伝承していきます、そんな事例です。

職場の活性化を目指した生産性向上活動

金原 博之 氏
アイシン精機株式会社 新川工場 製造グループ 製造1課 工長

私の職場は、ドアロック商品グローバルシェア№1を目指し、日々、安全・品質・生産性の改善活動を行っている。近年、監督者、技能員の改善に対する意欲が低下しており、管理指標の目標値を達成出来ない状況が続いている。 本報告は改善活動を通じて監督者の改善意欲・能力向上をさせ、技能員の意識も向上させて管理指標の目標を達成したとともに、職場内の活性化を成し遂げた事例である。

  B会場


QCサークル活動(小集団改善活動)の推進/人材育成/働き方/ホワイトカラーの生産性向上/新商品開発・技術開発

温水洗浄暖房便座(シャワートイレ)品質・生産性向上活動

水越 彰 氏
アイシン精機株式会社 安城工場 製造グループ 住空間機器課 工長

私の職場は温水洗浄暖房便座(シャワートイレ)の生産を行っており、10代から50代と年齢層が広く、女性比率の高い職場です。
この事例は私が新入社員の時、自分の悩みを会話(コミュニュケーション)により解決してくれた先輩のようになりたいという夢を抱き、職場の活性化・品質・生産性向上に向け、人材育成を図りながら関連部署を巻き込み取り組んだ活動の事例です。
活動の中で、監督者は関連部署に設備知識・解析方法などを学び、技能員は不具合品の体験教育導入や自ら治工具の点検などを実施することにより、監督者の改善・解析力・設備知識向上と技能員の作業スキル・製品知識向上をさせることができた内容です。

コニカミノルタ「ワークスタイル変革」の取組み

中根 英治 氏
コニカミノルタ株式会社 経営品質推進部 課長

日本の「一人当たり労働生産性」「時間当たり労働生産性」は、経済協力開発機構加盟34カ国の平均を下回っており、当社の状況を見ても労働生産性には課題があった。そこで、本社移転プロジェクトをきっかけに働き方変革をスタート。目指すは、単なる労働生産性向上ではなく、働く仲間が、やりがいを持ち、楽しく働け、余暇を楽しむ時間が創出できる「ワークスタイル変革」。「会議の変革/ペーパーレス変革/情報コミュニケーション変革/ワークライフバランス向上」の切り口でチャレンジした取組みを紹介します。

地域冷暖房施設における空調配管の腐食診断技術の開発

佐久間 学 氏
株式会社竹中工務店 東京本店 品質部設備G

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「魅せる」耐震部材の開発と適用

大野 正人 氏
株式会社竹中工務店 大阪本店設計部

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  C会場


営業の質向上/SQCの活用/その他

営業プロセスの改善による新規商材の売上拡大

伊藤 一圭 氏
梅村 勇人 氏
コニカミノルタジャパン株式会社 情報機器営業本部 長野営業所

私達営業は一匹狼的、その実、自分達の予算達成以外には全く興味がありませんでした。
従って、営業所間では連帯感もなく、情報共有など行わないのが当たり前でした。
しかしながら「モノからコトへ」「ハードウェア売りから、新規商材販売を念頭においたソリューション営業へ」 の転換に迫られ、私達の持つノウハウだけではお客様にお応え出来なくなりました。
そこで、私達自身の意識を変革、営業所間の壁を打破し、営業プロセスの改善に取組みました。
この取組みを紹介します。

経営と人事 対話のすすめ ~持続的成長を実現するために~

寺澤 康介 氏
ProFuture株式会社 代表取締役社長
HR総研 所長

現代の企業を取り巻く環境は変化が激しく、絶好調の業績を誇っていた企業が、ほんの1,2年で業績が急降下し、存続の危機に陥ることも珍しくありません。
そうした時代において、企業が中直期的に持続的な成長を目指すためには、次々に起こる変化に対して、柔軟かつ迅速に対応できる組織体制と人材を普段からつくり上げておくことが不可欠です。そのためには、常に経営戦略と人事戦略の整合性を取る必要がありますが、現代の日本企業ではそのことが必ずしもうまくいっていません。
本講演では、日本企業を取り巻く変化に対して、経営戦略・事業戦略と組織・人事戦略をマッチさせることがいかに重要かを示し、経営、事業部門と人事のあいだで意味のある対話の在り方を示します。

『廃棄物焼却炉最適化運転』

木村 誠治 氏
アイシン精機株式会社 西尾ダイカスト工場 工場管理G 環境管理課 担当員

西尾ダイカスト工場において、私は環境管理課に所属し、工場のエネルギー(CO2)削減活動に取り組んでいる。上位方針におけるエネルギー(CO2)削減として、省資源化・コスト低減が求められる中で、近年の廃棄物焼却炉の運転状況に着目し、本テーマを取り組んだ。本報告は、エネルギー(CO2)削減活動事例である。焼却物・焼却量・LNGのデータから効果的に課題を抽出するために「相関図」「FTA解析」を活用。さらに課題解決の対策を検討するために「直交表」「応答曲面法」を活用し「最適化グラフ」で表した。また解析結果の確からしさの確認及び、標準化の設定において「等高線図」を活用した。解析と実機トライを繰り返すことで、焼却物の最適化構成(レシピ)を明確にでき、工場のエネルギー(CO2)削減に貢献することができたので報告する。

手戻りしないための開発設計のプロセスの構築

鈴木 通溶 氏
元 トヨタ車体株式会社 

‘94年に全社SQC展開の使命を受けTQM推進室に転籍、“実務でSQCを使おう!”の会社方針の下、自己のSQC基礎知識の習得、トヨタ自動車(株)TQM推進部殿での研修によるSQC方法論の収得後、‘99年より勢力的に会社方針を実践。
その後、転籍や事業統合による転社等を含めての22年間、就業環境が変化するも骨子にブレはなく、さらにDRBFM(トヨタ式未然防止活動)エキスパート業務で培った技術も取り込み、絶えず全社的視点で「開発部門のためのSQCの活用方法」を継往開来した結果、手戻りしないための開発のプロセスを構築することができたので、ここに報告する。

  D会場


マネジメントと組織運営/QCサークル活動(小集団改善活動)の推進/人材育成

製品・サービスにおけるプロセスマネジメントについて

吉川 英夫 氏
株式会社インテレクト 代表取締役

最近プロセスの管理、改善に関する多くの報文に接するようになった。特にISOは2000年にプロセスアプローチの方法を提案しプロセスへの関心を高めた。更に2015年にこれを改定し、プロセスアプローチにプロセスマネジメントの考えを導入し、新たな展開を始めた。以上の経過の中で多くのプロセスに関する研究がされているので、これらの研究の2013~2016年JSQC「品質」及び年次大会において報告された内容より今後の方向性を考察したものである。

HV開発部 部内改革

山口 公一 氏
日野自動車株式会社 HV開発部 部長

日野自動車は世界初のハイブリッド路線バスを1991年に発表した商用車としては世界一の量産ハイブリッドメーカである。様々な技術革新と車型展開を進めて今年で25年目を迎えた。
他社の追従を許さず、常に最新技術の開発をし続けるという使命を果たさなければならない厳しい状況下においても、部員にはやりがいを持って楽しく仕事をしてもらいたい。各々が『目標・自信・オーナーシップ』を持って課題推進できるように、「部員と組織が成長し続ける仕掛け」をつくることが部長の使命であると自覚している。この「仕掛けづくり」により多角的に改革を続けてきた取り組みを紹介する。

=ダントツ工場を目指して取組んだ= ゼッ・コウ・チョウの職場づくり

平山 要 氏
株式会社デンソー 西尾製作所 ガソリン噴射製造部 課長

今後の事業成長を支える製造体質強化を進める中、トップ方針として『ダントツ工場づくり』が打ち出され、自職場に於いても常に高みに挑戦し目標を達成させるためには、QCサークル活動を活性化させ『笑顔あふれる元気な職場』に変える必要がありました。
その実現に向け、サークルの弱みを克服する3つのキーワードを『ゼッ・コウ・チョウの職場づくり』で進め、自分自身の成功体験であるソフトボール監督時代の子供達に喜びや達成感を味あわせたサイクルを職場に展開し『キャプテンの育成』『チーム力の向上』『高みにチャレンジ』する事で、サークル同士が競い合いながら成長し職場を活性化した事例です。

QCサークル活動の活性化 

近藤 良則 氏
日野自動車株式会社 羽村工場 組立部 課長

日野自動車羽村工場では自社ブランド小型トラック“デュトロ”やトヨタ殿の受託車の生産も受け持っており、多種多様な生産に対応している。また生産に関わる従業員の約50%が応援者で占められており人員の入替えが頻繁な環境にあり、導入教育や習熟教育に時間がとられている。そのためQCサークル活動のみならず通常業務にも支障をきたす状況であった。
そこで、これまでの導入教育を見直し「繰り返しの作業」ができる環境を作り、課題であった習熟教育の短縮を図った。更にこの教育環境をより身近なものにすることにより、QCサークルメンバーのやる気向上に繋げた取り組みを紹介する。

  F会場


工程の品質改善・効率化/SQCの活用

設備故障の低減と未然防止

宮本 靖 氏
澤藤電機株式会社 工場管理部 設備保全課 課長

澤藤電機は、商用車向け電装品、汎用発電機、車載用冷蔵庫を、開発から製造・販売まで行っているメーカーです。全社で生産設備を1,680台保有し、保全員16名で日々設備故障の対応をしています。
また、日々の対応内容はデータベース化して設備毎のカルテを作成、その内容から設備の故障モード、構成部位、使用部品を軸としたT型マトリックスによる弱点分析を行い、予防保全計画を作成しています。更にその内容は、生産技術部門へMP(保全予防)情報としてフィードバックし、新規設備設計に活かせるシステム化を行っています。
今回は、その一連のシステムについて、具体的な事例にて紹介します。

金属研削材係における工程生産性の向上

安藤 暢崇 氏
株式会社ジーシーデンタルプロダクツ 生産部製造2課金属研削材係

当社は、歯科医療メーカーである㈱ジーシーのグループ会社として1958年に設立されました。デミング賞(2003年受賞)、日本品管理賞(2006年受賞)への挑戦を通して企業品質の向上と現場力の強化を図るとともに当社のビジョンである「健康長寿社会に貢献する世界一の人工歯・高分子歯科工場への挑戦」を続けています。
 今回の発表テーマである製品名スムースカットを製造する生産部製造2課金属研削製造係は、従業員の80%がパート社員という職場状況で、特定の社員に業務が集中しており、係の指標・管理項目の目標達成には届いていない状況であった。そのため、係の指標・管理項目の見える化を図り、係員の意識を向上させるとともに、ムダを抽出し、ムダを低減するために設備のPM、段取り替えの迅速化、製造場所のレイアウト変更など複数の改善を行いました。
その結果、生産性が18%向上し、時間外作業をなくすことに成功しました。
このテーマでは、生産性向上、作業時間の短縮により、いきいき職場を構築した事例を報告いたします。

外観不良率の低減

守谷 直樹 氏
株式会社アーレスティ 山形 鋳造課

ガスメーターケースは機能の耐圧性とともに外観品質も重要な品質特性である。従来、外観品質は基準に照らして良品または不良品と判別している。その外観品質をピクセル値で定量化することに成功した。その結果、実験計画法などの統計的な手法を活用して、外観不良とその要因の因果関係を導くことができた。外観不良率を低減することができた事例を報告します。