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2 件の資料が見つかりました。
ダウンロード数: 3680回
SQuBOK分類 :
年度 : 2017年   分科会 :
紹介文 :
Agile開発におけるチームマネージメント方法についてScrumが知られているが、導入に際して効果的に定着出来ていないプロジェクトが散見される。特に導入段階で躓くプロジェクトの多くに幾つかの共通点がある。形骸化されたロール定義による誤った責任分担。Scrumの原則を順守しないイテレーション開発の実施。その結果、プロダクトの品質が確保できず、Agilityが上がらないチーム開発になり、期待した結果を得られない事が多い。
原因は、Scrum自体が抽象度の高い開発プロセスである事がその一つだと考えている。実案件においては開発プロセスを補完するために従来型の開発方法の知見を利用する事になる。Agile開発の本質は、可能な限り早く顧客に価値を提供する事を優先する事だが、しかしながら適応した知見がAgile開発との相性が悪いと、効果が出るまでの障害となる事がある。この問題については、Agileに適した知見を共有する事で問題解決するのではないかと考えた。
本発表では、これからScrumを導入するプロジェクトに適した幾つかのプラクティスを示す。プラクティスを導入した実案件のプロダクトの品質の分析結果およびプロジェクトの課題を共有する。
ダウンロード数: 229回
SQuBOK分類 :
年度 : 2014年   分科会 : 2013年度第3分科会
紹介文 :
IBR法(問診に基づくレビュー方法)は成果物作成者への問診から得た推論からレビューポイントを導出する。成果物作成時の個人・プロジェクトの問題を認知し、短時間で「合理的なレビューポイント」を導出することが出来る。
システム開発において品質を検証する技法であるレビューは、効果的に重大欠陥を検出する重要な手段である。しかしレビューが、成果物の説明会、若手の指導や作成者の吊し上げを行う場など、個人・プロジェクトの前提・課題の共有および対策の検討をする会議と化している事が散見される。これは開発期間短縮等により情報共有や対策検討の時間が確保できない事が原因だと考えられる。
そこで我々は「問診」を通じて成果物の作成状況から個人やプロジェクトが抱えている課題を的確に推論し、レビューポイントを導出するIBR法を考案した。
問診は、成果物作成者に個人やプロジェクトの背景にある問題を推測する質問をする。医療の診断においては誤診を防ぐ工夫がされており、これをソフトウェアレビューに則した改変を行った。これを用いる事で問診の推論の精度を高める。
実験の結果この方法は、重大欠陥の効率的な検出に有効であり、理解しやすく、習得性が高い方法である事がわかった。
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