Scrumを効果的に定着させるためのプラクティス
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SQuBOK分類 :
年度 : 2017年
発表場所 : ソフトウェア品質シンポジウム2017
執筆者 :
篠崎 悦郎 (㈱NTTデータ)
紹介文 :
Agile開発におけるチームマネージメント方法についてScrumが知られているが、導入に際して効果的に定着出来ていないプロジェクトが散見される。特に導入段階で躓くプロジェクトの多くに幾つかの共通点がある。形骸化されたロール定義による誤った責任分担。Scrumの原則を順守しないイテレーション開発の実施。その結果、プロダクトの品質が確保できず、Agilityが上がらないチーム開発になり、期待した結果を得られない事が多い。
原因は、Scrum自体が抽象度の高い開発プロセスである事がその一つだと考えている。実案件においては開発プロセスを補完するために従来型の開発方法の知見を利用する事になる。Agile開発の本質は、可能な限り早く顧客に価値を提供する事を優先する事だが、しかしながら適応した知見がAgile開発との相性が悪いと、効果が出るまでの障害となる事がある。この問題については、Agileに適した知見を共有する事で問題解決するのではないかと考えた。
本発表では、これからScrumを導入するプロジェクトに適した幾つかのプラクティスを示す。プラクティスを導入した実案件のプロダクトの品質の分析結果およびプロジェクトの課題を共有する。
Agile開発におけるチームマネージメント方法についてScrumが知られているが、導入に際して効果的に定着出来ていないプロジェクトが散見される。特に導入段階で躓くプロジェクトの多くに幾つかの共通点がある。形骸化されたロール定義による誤った責任分担。Scrumの原則を順守しないイテレーション開発の実施。その結果、プロダクトの品質が確保できず、Agilityが上がらないチーム開発になり、期待した結果を得られない事が多い。
原因は、Scrum自体が抽象度の高い開発プロセスである事がその一つだと考えている。実案件においては開発プロセスを補完するために従来型の開発方法の知見を利用する事になる。Agile開発の本質は、可能な限り早く顧客に価値を提供する事を優先する事だが、しかしながら適応した知見がAgile開発との相性が悪いと、効果が出るまでの障害となる事がある。この問題については、Agileに適した知見を共有する事で問題解決するのではないかと考えた。
本発表では、これからScrumを導入するプロジェクトに適した幾つかのプラクティスを示す。プラクティスを導入した実案件のプロダクトの品質の分析結果およびプロジェクトの課題を共有する。