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3 件の資料が見つかりました。
ダウンロード数: 319回
SQuBOK分類 :
年度 : 2017年   分科会 :
紹介文 :
 業務システムの開発においては、関心事の異なるステークホルダーに対して、業務システムの機能や画面といった、仕様に関する情報をさまざまな視点や抽象度で表現し、議論や妥当性確認を促す必要がある。そのような場面において、例えば、技術者と技術者ではない読み手とのコミュニケーションのために、仕様書が用いられる。仕様書は、通常、技術者が作成・維持し、仕様に関する情報をある形式で表現し集約したものである。しかし、技術者ではない読み手には不適切な形式で仕様が表現されることや、読み手のさまざまな視点に合わせた異なる形式の仕様表現との間に不整合が生じるといった課題がある。そこで本研究では、仕様に関する一通りの情報を集約しつつ、読み手のさまざまな視点に合わせた形式の仕様表現を生成するための、仕様書の作成・維持の支援手法を提案する。具体的には、形式手法のひとつであるVDM (Vienna Development Method)によって厳密な仕様表現(形式仕様記述)を作成し、その記述から、機械処理により状態遷移図やシーケンス図といったさまざまな形式の仕様表現を生成する。本提案手法により作成・維持される仕様書は、異なる形式の仕様表現との間の不整合を防ぎつつ、現場担当者や技術者といったさまざまな読み手に適した形式の仕様表現を含むという特徴を持つ。
ダウンロード数: 306回
紹介文 :
基本設計書を初めとする上流工程のドキュメントでは、しばしばテストなどの後工程で必要な情報が抜けたり、曖昧な記述により情報が伝わらなかったりします。本論文では、テストケースの自動生成を見据えることで後工程に必要な情報を漏れにくくする設計書の作成アプローチを提案しています。
ダウンロード数: 253回
SQuBOK分類 :
年度 : 2018年   分科会 : 2017年度研究コース6
紹介文 :
システム開発における仕様書や設計書は、制御された抽象度を保った厳密な記述により、開発対象が何であるのか、どう作るのかを明らかにする必要がある。また、開発者やテスト設計者などの後工程担当者の様々な関心事に応じて、参照・活用しやすい情報として整理されていることが望ましい。さらに、例えば機能仕様からテスト仕様を生成するなどの自動処理が実現できれば、開発を効率化することができる。そこで我々は、システム開発における基本設計書を対象としたテストケース一覧を自動生成するツールの検討を通して、設計書フォーマットの書きやすさや読みやすさ、テストケースへの自動変換、仕様記述の自由度について実験、考察した。

本論文では、仕様の構造化や、記述方法を制約するなどの試行錯誤をしていくアプローチを通して、特に、仕様の内容と記述に対する自由度を持たせる方法に関する議論をすることで、「制約を、自動化できる最小限にとどめ、仕様を記述するための自由度を残しつつ、後工程でもつかいやすい」基本設計書フォーマットを作成するためのアプローチを提案する。
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