ターゲットユーザを明確にするためのペルソナ手法の実践と課題抽出― コミュニティでのblogサービスの活用検討を通じて ―
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発表場所 : SQiP研究会
主査 : 金山 豊浩(アドバンテスト)
副主査 : 多田 幸翁(シーテック) 、福山 朋子(インテック)
アドバイザー : 篠原 稔和(ソシオメディア) 、篠原 稔和(ソシオメディア)
執筆者 : 中山 利宏(日本信号) 、大澤 陽子(TIS) 、小嶋 正憲(東京海上日動システムズ) 、高尾 俊之(富士フイルム) 、谷川 淳一(リコー) 、田上 貴久(アンリツエンジニアリング) 、南齋 雄一(アドバンテスト) 、松永 充弘(NTTデータ)
副主査 : 多田 幸翁(シーテック) 、福山 朋子(インテック)
アドバイザー : 篠原 稔和(ソシオメディア) 、篠原 稔和(ソシオメディア)
執筆者 : 中山 利宏(日本信号) 、大澤 陽子(TIS) 、小嶋 正憲(東京海上日動システムズ) 、高尾 俊之(富士フイルム) 、谷川 淳一(リコー) 、田上 貴久(アンリツエンジニアリング) 、南齋 雄一(アドバンテスト) 、松永 充弘(NTTデータ)
紹介文 :
Blogなどの不特定多数の人が利用するサービスにおいては、誰がどんな目的で利用するのか把握することは難しいですが、コミュニケーション(多い・少ない)と読み手(特定・不特定)の2軸により整理することでうまく整理しています。ターゲットユーザーを想定する際の試行錯誤の過程も提示してあるので、ペルソナ法をどのように適用すべきか、1つの事例として参考になります。
Blogなどの不特定多数の人が利用するサービスにおいては、誰がどんな目的で利用するのか把握することは難しいですが、コミュニケーション(多い・少ない)と読み手(特定・不特定)の2軸により整理することでうまく整理しています。ターゲットユーザーを想定する際の試行錯誤の過程も提示してあるので、ペルソナ法をどのように適用すべきか、1つの事例として参考になります。
概要 :
UCD(User-Centered Design:ユーザ中心設計)は商品企画から開発、評価、保守に至るソフトウェア開発のライフサイクルにユーザ視点を取り入れるアプローチであり、ここ数年、日本のソフトウェア開発の現場でも、利用品質を向上するための効果的な手法と期待されている。我々は、昨年度までの研究でUCDが利用品質の向上に効果があることを実感できた。
そこで本年度は、「UCDの開発現場での実践」を見据え、ターゲットユーザを明確化するペルソナ手法(UCDの一手法)に焦点を絞り、開発プロセスに導入及び定着させるためのノウハウ(経験)を蓄え、課題を抽出することを目指して活動を進めた。我々は、対象システムのコンセプトを明らかにし、鍵を握るユーザ層を絞り込み、彼らに対するアンケート作成と実施、及び収集結果の分析、そしてペルソナ作成までを試行錯誤を繰り返しつつ実践した。この経験を通して、我々は実システムにおける適切なペルソナを作成すること、及びその妥当性を確認することの難しさを学んだ。一方で、今回の経験を今後も繰り返すことがUCDの開発現場への浸透を推進する大きな力になる期待感を得ることが出来た。
UCD(User-Centered Design:ユーザ中心設計)は商品企画から開発、評価、保守に至るソフトウェア開発のライフサイクルにユーザ視点を取り入れるアプローチであり、ここ数年、日本のソフトウェア開発の現場でも、利用品質を向上するための効果的な手法と期待されている。我々は、昨年度までの研究でUCDが利用品質の向上に効果があることを実感できた。
そこで本年度は、「UCDの開発現場での実践」を見据え、ターゲットユーザを明確化するペルソナ手法(UCDの一手法)に焦点を絞り、開発プロセスに導入及び定着させるためのノウハウ(経験)を蓄え、課題を抽出することを目指して活動を進めた。我々は、対象システムのコンセプトを明らかにし、鍵を握るユーザ層を絞り込み、彼らに対するアンケート作成と実施、及び収集結果の分析、そしてペルソナ作成までを試行錯誤を繰り返しつつ実践した。この経験を通して、我々は実システムにおける適切なペルソナを作成すること、及びその妥当性を確認することの難しさを学んだ。一方で、今回の経験を今後も繰り返すことがUCDの開発現場への浸透を推進する大きな力になる期待感を得ることが出来た。