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SQuBOK分類 :
執筆者 :
野口 直寛(早稲田大学)
、鷲崎 弘宜(早稲田大学)
、深澤 良彰(早稲田大学)
、佐藤 孝俊(㈱SHIFT)
、太田 健一郎(㈱SHIFT)
、西本 浩平(㈱SHIFT)
、中村 丈洋(㈱SHIFT)
紹介文 :
テストケースの実行順序は、しばしば勘や経験に依存して決定されることがあるが、そのような場合にはブロッカーバグがテスト実行の後期に発見され、その
修正待ちによりテスト実行が遅延するといった問題が発生する可能性がある。こうした問題を経験に頼らず解決するには、自動的にテストケースの優先度付けを行うことで実行順序を最適化し、深刻なバグをより早期に発見できるようになることが望ましい。
また、ソフトウェアテストの外部委託市場は世界的にも拡大が予期されているが、そうした第三者テストにおいてテストはしばしばブラックボックスに実施さ
れる。しかしながら、ブラックボックステストにおいてテストケースの優先度付けを行う方法は、最適化に利用できる情報が限られていることもあり既存研究に
おいて充分に明らかではない。
そこで我々は、過去の類似プロダクトにおけるテスト実行結果を利用し、新規プロダクトにおいてブラックボックスに実施される単体・結合テストのテストケースを蟻コロニー最適化を用いて優先度付けする枠組みを提案する。なお、本件のアイディアはICST 2015において発表済みであるが、それに加え本稿では未
発表である、実験において手法を実プロダクトへ適用した際の工夫および結果の詳細について報告を行う。
テストケースの実行順序は、しばしば勘や経験に依存して決定されることがあるが、そのような場合にはブロッカーバグがテスト実行の後期に発見され、その
修正待ちによりテスト実行が遅延するといった問題が発生する可能性がある。こうした問題を経験に頼らず解決するには、自動的にテストケースの優先度付けを行うことで実行順序を最適化し、深刻なバグをより早期に発見できるようになることが望ましい。
また、ソフトウェアテストの外部委託市場は世界的にも拡大が予期されているが、そうした第三者テストにおいてテストはしばしばブラックボックスに実施さ
れる。しかしながら、ブラックボックステストにおいてテストケースの優先度付けを行う方法は、最適化に利用できる情報が限られていることもあり既存研究に
おいて充分に明らかではない。
そこで我々は、過去の類似プロダクトにおけるテスト実行結果を利用し、新規プロダクトにおいてブラックボックスに実施される単体・結合テストのテストケースを蟻コロニー最適化を用いて優先度付けする枠組みを提案する。なお、本件のアイディアはICST 2015において発表済みであるが、それに加え本稿では未
発表である、実験において手法を実プロダクトへ適用した際の工夫および結果の詳細について報告を行う。