JUSE-エグゼクティブセミナー

「JUSE-エグゼクティブセミナー」
創設趣旨書 

~企業が持続的成長を成し遂げるための「ビジョン、戦略」立案方法が修得でき、
その実現のための「組織能力」をも獲得できるトップの場~
近年、企業を取り巻く環境は目まぐるしいスピードで大きく変化しています。顧客の製品に対するニーズをとらえ、それをいち早く開発する事を得意としてきた日本の企業では、新興国の技術レベル向上により、製品の差別化が困難になり、また価格競争に巻き込まれることにより収益性低下や経営の継続力低下が課題となっています。特に、市場規模が急拡大する国々では、これまで日本で培ってきたビジネスモデルそのままでは成り立たず、これらの国に合ったソリューションへの変革が求められています。

このような状況下においては、これまでの商品の生産・販売を通じた顧客の満足度向上活動だけにこだわらず、新たな顧客価値の創造をめざし、顧客の懐に入り込み、顧客と同じ視点で顧客の問題解決(ソリューション)をより積極的に提供することにより、付加価値を提供する、いわば「サービスを提供するビジネス」への転換が更に必要となってきます。

これに対応するため、日本企業でも「ビジネスソリューション」という合言葉のもと、顧客満足度を向上する取組みが散発的に行われてきましたが、成果の創出まで至っているケースは少ない、と言わざるを得ないのが現状であります。

その一方で、日本の強みと言われてきた品質においても、品質管理の対象を単に狭義の品質として捉え、真の「品質経営」に進化させるまでに至らないまま今日を迎えております。経営トップにとって「品質」は重大な経営の関心事と認識されなくなり、その結果、“品質危機”と言われるほど、企業の不祥事や品質問題が相次ぐという由々しき事態が散見されております。これは、長年にわたって築き上げた品質ブランドを一瞬にして失墜させかねないものであることは言うまでもありません。

日科技連では、このような現状を鑑み、経営トップの関心事として「品質」を広義に捉え、“品質立国ニッポン”復活の起爆剤とすることを目的に、品質経営懇話会を2017年10月発足し議論を進めて参りましたが、真の「顧客価値創造」の実現と日本の国際競争力創生を目指し、経営の中核を担うトップ人材の育成・実践の場として「JUSE-エグゼクティブセミナー」を創設いたします。

本セミナーでは、品質経営懇話会のポリシーでもある「これからの日本はビジネスモデルで先行し、現場力勝負に持ち込めば負けることはない」を基本コンセプトに、持続的改善の取組み(TQM)を今まで以上に実践することに加え、事業構想力が企業に強く求められる中、企業トップや役員が「顧客価値創造」のための考え方と実践による、新しい「全員参加型経営」を学び、『勝てる人財と組織』の作り方を学んでいただきます。

講師も、産業界と学界から斯界の一流の方ばかりを選定しておりますので、趣旨にご賛同を賜り、積極的なご参画をいただきたく、お願いを申し上げます。
2018年5月
JUSE-エグゼクティブセミナー
学 長 坂根 正弘
日本科学技術連盟 会長
副学長 佐々木 眞一
日本科学技術連盟 理事長