• 併設チュートリアル
  • 本会議1日目
  • 本会議2日目

本会議1日目 講演テーマ・講演者紹介

基調講演

基調講演
失敗を防ぐマネジメントから成功を続けるマネジメントへ
芳賀 繁 氏   立教大学 現代心理学部心理学科 教授、博士(文学、京都大学)

【概要】

いま、ヒューマンファクターズの領域ではレジリエンス・エンジニアリング(RE)が注目されている。従来の安全マネジメントでは事故やインシデント、すなわち悪いことが起きないようにすることを目標にしてきた。人間のエラーを防ぐにはどうしても、マニュアルを決めて守らせることに注力しがちであるが、それでは、しなやかな現場力は減退し、成功の芽を摘み、却って事故リスクを増やすことにもなりかねない。REでは安全を事故のない状態ではなく成功が続く状態と定義し、現場のレジリエンス(弾力性)を高める新しいマネジメントや教育訓練を提唱する。REの考え方はソフトウェアの品質管理に資するものと考えられるので、本講演ではREの基本的アイディアと品質管理への応用可能性について概説する。
芳賀 繁 氏

芳賀 繁 氏


【経歴】

1953年生まれ。1977年に京都大学大学院修士課程(心理学専攻)を修了して、国鉄に就職し、鉄道労働科学研究所、JR鉄道総合技術研究所で鉄道の安全に関わる心理学、人間工学の研究に携わる。1995年、東和大学工学部経営工学科に移り、1998年、立教大学文学部心理学科を経て2006年4月から現職。大学での教育・研究、学会活動のほか、運輸安全委員会業務改善有識者会議委員、北近畿タンゴ鉄道外部安全評価委員、JR西日本「安全研究推進委員会」委員、日本航空「安全アドバイザリーグループ」メンバー、京王電鉄安全アドバイザー、朝日航洋安全アドバイザーなどを兼任。

専門分野は産業心理学、交通心理学、人間工学。


【研究論文や著書】

『事故がなくならない理由(わけ)』(PHP新書)
『絵でみる失敗のしくみ』(日本能率協会マネジメントセンター)
『失敗のメカニズム』(角川ソフィア文庫)
『失敗の心理学』(日経ビジネス人文庫)
『注意と安全』(共著)(北大路書房)
『事故と安全の心理学』(共著)(東京大学出版会)
『交通事故はなぜなくならないか リスク行動の心理学』(翻訳、G.ワイルド著)(新曜社)
『ヒューマンエラーは裁けるか 安全で公正な文化を築くには』(監訳、S.デッカー著)(東京大学出版会)
ほか

一般発表

A1-1
【経験論文】ISVアプリケーションの受入テストにおける探索的テストの導入効果
森 一郎 氏   NECパーソナルコンピュータ株式会社

【概要】

当社のパソコン製品には、自社製アプリケーションだけでなく、約50本のISV(独立系ソフトウェアベンダー)製アプリケーションをプリインストールしている。ISVによるQAをパスしてから納品されたアプリケーションは、当社の受入部門による受入テスト、SI部門によるシステムテストを経て、QA部門による出荷監査を受け、重大な不具合がないことが保証され、出荷される。
筆者が所属する受入部門の任務は、受入テストの段階ですべての不具合を検出し、出荷監査では不具合が検出されないようにすることにある。しかし、実際には出荷監査で不具合が検出され、ISVへの緊急修正依頼、マニュアルへの注記、修正モジュールのWeb公開など、予定外の不具合対応に追われることが多い。受入テストでいかにして効率的に多くの不具合を検出できるかが課題である。
この課題に対し、“Exploratory Software Testing”という文献で提唱されている探索的テストを導入することで、受入テストにおける不具合検出効率向上を図った。同文献を参照しながら洗い出したテスト観点に基づく探索的テストを、従来のブラックボックステストと組み合わせることにより、テスト工数あたりの不具合検出数を向上させることができた。
本論文では、探索的テストを導入するにあたって実施した、探索的テストプロセスの定義、テストチームの編成、テスト観点の洗い出し、テスト工数の確保方法、および、実際の製品に適用した効果について報告する。

A1-2
【経験発表】妥当性確認におけるユースケーステスト適用の実施事例
森中 秀明 氏   アンリツネットワークス株式会社

【概要】

本発表では、2015年度より実施した弊社の品質保証部門における妥当性確認の改善実績について紹介する。
弊社では開発部門と独立した組織として品質保証部があり、開発プロセスとして、開発部門の検証完了後、品質保証部による妥当性確認を実施している。しかし、検証や妥当性確認のテストを実施して出荷したにもかかわらず、市場への不具合の流出が発生していた。
市場へ流出した不具合について開発工程の作り込み・妥当性確認工程の流出の両面から原因を分析した結果、開発工程の作り込み品質を改善することに加え、妥当性確認工程の改善が必要と判断し、特に妥当性確認工程を「設計の妥当性確認」から「製品の妥当性確認」に改め、テストの網羅性を高める変革を行った。
具体的には、検証工程では、従来どおり仕様書ベースの機能を中心としたブラックボックステストを実施し、妥当性確認工程では、製品のライフサイクルに沿った顧客の運用条件を抽出して、装置操作手順や外部事象のイベントや互換性などユーザ観点のテストシナリオをベースとしたシナリオテストへ変更した。
このテスト技法変更による2015年度の活動の結果、不具合流出防止に一定の効果を得られたので、実プロジェクトへ適用した際の実施内容および工夫について報告する。

A1-3
【経験論文】使い勝手を定量的に捉えることによるUX評価の改善手法
      ~製品利用現場の実態に沿った問題分析・課題認識を容易にして製品改善を牽引~
宮下 直也 氏   富士通株式会社

【概要】

これまでのソフトウェア製品の使い勝手評価では、過去の経験に基づくチェックリストを標準化し実践してきたが、以下の問題があった。お客様にとって使いやすい製品とならず、お客様満足度の低下につながっていた。

  • お客様製品利用の実態が日々変動する中で、新たな製品特性に対する使い勝手の観点をカバーしきれず、製品利用現場の実態を捉えた評価が困難になり、使いにくさの問題を見逃す
  • 検出した使いにくさの問題を、製品設計者・開発者に対して納得性の高い定量的な裏付けをもって示せない。 結果、問題改善の重要度を設計・開発者に適切に伝えられず、対処が見送られる

本報告では、前述の問題を解決することを目的として、ユーザビリティ評価手法であるNEM法(Novice Expert ratio Method)を応用・拡張した「インタラクションデザイン評価手法」を開発し、実践した結果を報告する。また、「インタラクションデザイン評価手法」が昨今のトレンドである仮想化技術やクラウド、
マウスやキーボードを用いないスマートデバイス等、新たな製品利用実態においても有効であることの可能性、および今後の研究の方向性についても報告したい。

A2-1
【経験論文】テスト阻害要因データを活用したデイリーフィードバックによる
      テスト管理の実践
丹羽 宏介 氏   株式会社デンソー

【概要】

我々はカーナビゲーションにおける携帯電話と連携するテレマ機能を開発している。テレマ機能は、スマートフォンを用いたサービスの拡充に伴い、規模の増加と複雑化が進む一方、開発期間は年々短くなっている。現実の開発においては、機能の設計、実装が遅れるとテスト期間が圧迫されるため、テスターを増員することでテスト期間の短縮を図っている。
しかし、テスターの増員により、計画時以上のテスト項目が実施されるようになると、テスト方法やテストサイトの制約など様々な問題によりテストの生産性が低下する。特に増員したテスターにテスト未経験の割合が大きい場合には、テストの進捗を妨げる問題の特定と解消をテストマネージャに依頼することができないためテストの遅れはより顕著になる。
我々はこの問題を解決するテスト管理プロセスを設計した。このプロセスでは、テスト未経験でも記入できるテスト実施を妨げる要因を分類した「阻害要因ラベル」を定義し、それを付与したテスト結果をテスターから定期的に収集する。さらに、阻害要因ラベル付きテスト結果を蓄積して分析することで、多数のテスト実施を妨げる要因を推測し特定することにより優先的に解消する。
本発表では、設計したテスト管理プロセスについて説明し、この管理プロセスを実際のプロジェクトに適用した結果を報告する。適用したプロジェクトではテスト生産性を大幅に改善し、計画通りにテストを完了した。

A2-2
【経験発表】ある大型ITの開発保守を担当している大規模組織における
      ソフトウェアテスト充分性の確保に関する取り組み
富田 幸延 氏   株式会社NTTデータ

【概要】

ソフトウェア開発においてその品質(出来栄え)を計る手法としてテストの密度や発見したバグの密度を用いて、過去の実績の標準偏差を用いて上下限範囲内に収まっているかどうかを目安にする定量的品質評価を実施することも多い。この手法は多くの品質データからアラームを効率的に発見する上では一定の効果を発揮している。しかしながら、テストなどの密度が充分であっても,テスト対象が一部に偏っていたり、既存類似機能を流用しているのでテスト密度は低くても問題ないといった説明を過信したりすること等によりテスト不足を開発中に発見できず、終盤のユーザー目線のテストでバグが大量に発見され、リリースまでの限られた時間で大量の追加テストを余儀なくされるケースも少なくない。
大規模で高信頼性が求められるあるITの開発保守部署は、ある大規模機能追加の終盤に前工程をすり抜けたバグが多数発見される事態に陥り、テストの充分性(網羅性)を設計情報から再検証し、テスト不足を洗い出して追加テストを実施してリリースに漕ぎ着けた。この経験から、テストやバグの密度は品質評価のひとつの目安に過ぎないことを教訓とし、テスト計画時のテスト充分性検証を入念に行うよう改善した。その後の開発案件においては、同様の事態は発生していない。

A2-3
【経験発表】品質保証部門におけるテストプロセス改善モデルの
      初期導入に関する取り組み
高野 愛美 氏   株式会社日立製作所

【概要】

本発表では、TPI NEXTよるテストプロセス成熟度評価の導入における取組み、および導入時の問題解決のために作成したガイドについて報告する。
我々の所属する品質保証(QA)部門における業務は、QA部門の基準で定められたテストプロセスに従い、様々な問題点に対しそのプロセスを適宜変更・改善しながら進めている。その変更・改善において、テストプロセス改善のためのモデルの導入は行わず、各QAチームの裁量により進めてきた。しかしながら、そのような進め方において自チームのテストプロセスの改善の度合いを客観的・多面的に把握できておらず、系統だって改善を推進できていないことが課題であると考えた。
そこで本取組みでは、テストプロセス改善モデルとしてTPI NEXTを採用し、モデルに基づくテストプロセス改善の導入を始めた。まず、TPI NEXTによるテストプロセス成熟度の評価を導入するにあたり、QA部門での適用性を確認した。次に、いくつかのQAチームを対象に成熟度評価を試行し、導入に関するいくつかの問題点を明らかにした。そして、これらの問題点を解決するために、TPI NEXTによるテストプロセス成熟度評価を支援するためのガイドを作成し、そのガイドの有効性を検証した。

B1-1
【経験論文】不具合リスク発想のための観点の抽出方法とその効果
余宮 尚志 氏   株式会社東芝

【概要】

ソフトウェアの品質を高めるためには、不具合の再発防止と未然防止が重要である。その手段として、FMEAやFTA、HAZOPなどのリスク分析手法が知られているが、ソフトウェア開発では効果的に実施できず、普及しているとは言えない。
その理由は、ソフトウェアでリスク分析を行う際に、不具合(FMEAでは故障モードと呼ばれる)の発想が難しいからである。よって、リスク分析を効果的に行うためには、発想を促すキーワード(観点)が重要と
考えた。観点の例としては、HAZOPにおけるガイドワードがあるが、パラメータに着目した汎用的なものとなっている。FMEAなど他のリスク分析手法にいたっては、ソフトウェア開発に有効な観点は知られていない。
そこで東芝では、組込みソフトウェア開発一般向けの「観点リスト」を用意し、それを発想の際に用いることでソフトウェアにおけるFMEAの実施効果が高まることを確認してきた。
しかし、組込みソフトウェア開発一般向けの観点リストでは、製品の特性に応じた不具合の発想が難しい。
そこで、より効率的・効果的にリスク分析を行うことを目的に、製品分野に特化した観点リストを用意する方法(手順)を開発した。
本論文では、製品分野に特化した観点リストを開発するための方法(手順)を述べる。そして、実製品開発でのエンジニアによるアンケートと、実際に計測した不具合の発現密度から、その実施効果を述べる。

B1-2
【経験論文】GSNを活用した技術者能力計測手法の提案
梅田 浩貴 氏   国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構

【概要】

JAXAでは、開発プロジェクトとは異なる第三者の技術者でソフトウェアの評価を行う独立検証及び妥当性確認の活動(以下、IV&V活動という)を行っている。IV&V活動は、開発プロジェクトが作成した設計書やソースコード等のソフトウェア開発成果物に対し、将来不具合となるようなリスクの有無を開発作業と並行して評価していく活動である。そのため、IV&V活動に従事する技術者は、ドメイン知識、ソフトウェア設計や検証技術の知識に加えて、ソフトウェアの不具合要因となるようなリスクを抽出する能力が求められている。
リスクを抽出する能力は、一定の業務経験に加えて技術者の思考特性による得手不得手が大きく影響するため、
リスクを抽出する能力の度合いを計測することで、よりIV&V活動に向いた技術者を配置できる。
従来、技術者の能力を短時間で計測する方法は、「概念や手法をどの程度知っているか」等の選択式又は論述式による筆記試験で計測していたが、「リスクを分析する能力」のように人の思考過程に依存する能力は計測することが困難であった。一方、提案する本手法では、技術者の思考過程をGSN(Goal Structuring Notation)形式で可視化することで、技術者の思考過程に依存する能力を数値化し能力の度合いを計測できるか試みた結果を報告する。

B1-3
【経験発表】ソフトウェア開発プロジェクトにおける進捗
      /品質の定量把握実践について
羽渕 喜英 氏   株式会社インテック

【概要】

約2年前、我々の本部において品質悪化が原因で複数の大型プロジェクトの採算が不芳化し利益確保や人材育成に悪影響があった。不芳化の直接原因は①見積ミス、②設計考慮漏れ、③単体品質不良に大別されたが真因は見積、計画レビューの未実施・不備、問題の検出遅れである事が判明した。そこで不芳案件の撲滅を目的とした本部PMOを発足させ、本部PMOが開発プロジェクトの設計、テストの各工程において定量的な進捗/品質の把握を行い、問題の早期検知、エスカレーションおよび問題の早期解決を図るべくプロジェクトレビュー、プロジェクトモニタリングを部門横断で実施した。
プロジェクトレビューではリスクとその回避策、役割分担の明確さ、当社の存在意義・価値の確認を必ず経営層を含めてチェックする、プロジェクトモニタリングでは推測や勘で指摘を行わず、定量データを元に進捗/品質の問題点をあぶりだし、是正が必要な場合はPM自ら早く行動を起こせる様に指摘を行う等の工夫を施した。
これらの取組みにより組織の意思を提案やプロジェクト計画に反映しプロジェクト実行時には進捗/品質共に工程の異常値検知とその分析を行い、プロジェクト実行に問題がないかヒアリングする事でPMに気づきを与えた。この結果、実施から2年目の昨年度は不芳化案件がゼロとなり本部の生産性が向上した。
本報告はソフトウェア開発プロジェクトにおける進捗/品質の定量把握効果を紹介する。

B2-1
【経験論文】マルチタスクが「QCD」を奪う!
      ~日立グループ1,000人に広がる 働き方改革6ヶ月プログラム~
八木 将計 氏   株式会社日立製作所

【概要】

ソフトウェアを含む設計・開発の多くの現場は、一つの開発だけではなく、複数の開発を抱えていたり、突発な不具合に対応したり、会議などのさまざまな業務を切替えながら仕事をする「マルチタスク」となっている。このマルチタスクは、タスク切替えにオーバーヘッドがあるため、シングルタスクで順番に実行するよりも時間がかかる。よって、遅延の要因となり、コスト増大にもつながる。また、一般に人間の思考はシングルタスクであるため、マルチタスクでは生産性が40%低下するとも、IQが15ポイント低下するともいわれる。さらに、タスク切替えで集中力が削がれるため、ケアレスミスなどで作業品質が低下し、工数圧迫のプレッシャーなどが加わり、成果物や製品の品質を低下させる。また、過度なマルチタスクは精神疾患を生み出すともいわれている。
本報告では、このマルチタスクの低減に注目した改善手法として、タスクボードを用いたTOC (Theory of Constraints)に基づく標準的業務改善プログラムを提案する。本手法では、開発チーム内の推進者がTOCの有識者の支援のもと、標準化されたフォーマットに則り、自チームの改善を検討する。結果、チーム内で助言を得やすくなったなどの定性的効果だけではなく、残業時間30%減や納期遵守率27%増などの効果も得ており、
現在まで日立グループにて1,000人が関わる規模に拡大している。

B2-2
【経験論文】欠陥情報共有を通じたソフトウェア品質改善アプローチ
佐藤 俊之 氏   ソーバル株式会社

【概要】

ソフトウェア開発の現場では、「障害票」の情報を共有して不具合の再発予防対策を立案する際に、対策が効かず同種の欠陥が混入されて、不具合を再発させてしまうことがある。
多くの欠陥は、混入要因として「個人に依存した要因」と「集団に起因した要因」に分類を行うことができる。しかしながら、不具合発生の瞬間を記載した「障害票」情報を基に分析を行うため、「障害票」に記載されない背景に潜む「集団に起因した要因」を把握することができず、「個人に依存した要因」に着目した再発予防対策を立案するため、対策として不十分であり、同種の不具合を再発させていると、我々は考えた。
本研究では、欠陥混入の背景となる「プロジェクトの体制や環境である周囲の状況」を「環境要因」と定義し、
欠陥情報に「環境要因」の情報を付加して蓄積、情報共有することを提案して、その有効性を確認した。
この取り組みにより、欠陥が混入するメカニズムを理解することを促し、視点を拡げた有効な再発予防対策を立案できることが期待できる。組織として「欠陥情報」を価値あるものとするために必要なアプローチを提唱する。

C1-1
【経験論文】 派生開発でのユーザビリティの劣化を防ぐ方法
吉田 和洋 氏   東京海上日動システムズ株式会社

【概要】

派生開発の現場では、機能の追加・変更による振る舞いの変化が、思いもよらないユーザビリティの劣化を招くことがある。そのうえ、ユーザビリティに及ぼす影響への配慮不足により発生する不具合の多くが、開発の終盤やリリース後に発見され、納期遅延やコスト増大といった問題を引き起こしている。さらに、このような不具合は要求仕様書や変更設計書などドキュメントが揃っている現場でも発生する可能性がある。
そこで我々は、機能の追加・変更によって生じた振る舞いの変化を差分として明らかにし、振る舞いの差分からユーザビリティの劣化に気づくことで、設計段階でユーザビリティに関する不具合を防ぐ以下の三つの解決策を考案した。

  • 「派生開発で劣化し易いユーザビリティの観点」
  • 「振る舞いBefore/Afterシート」
  • 「ユーザビリティの劣化を防止するプロセス」

これらの解決策の効果を検証するため、過去の不具合事例や現在進行中のプロジェクトに適用したところ、機能の追加・変更による振る舞いの差分を設計担当者に意識させることができた。また、設計担当者が振る舞いの差分から、その変化がユーザビリティへ影響し劣化していないかを「派生開発で劣化し易いユーザビリティの観点」を用いて熟慮することで、ユーザビリティの劣化への気づきを得られることがわかった。
本報告では、これらの解決策を用いた派生開発でのユーザビリティの劣化を防ぐ方法について詳細を述べる。

C1-2
【経験論文】既製ソフトウェア製品の開発プロジェクト内での
      利用時の品質の評価手法とその導入効果
奥山 亜耶子 氏   ウイングアーク1st株式会社

【概要】

当社の品質保証部門ではJIS X 0129やJIS X 25051規格を参考にした品質評価プロセスが存在する。しかし、利用時の品質要求に対する方針は社内では規定されておらず、各プロジェクトに委ねられていた。当社ではPSQ認証取得を機に利用時の品質への取り組みを開始し、開発プロジェクト期間中に利用時の品質を測定する方法を検討した。
当社では各製品でペルソナを定義し、マニュアル毎の利用者を定義している。そこで、このマニュアル毎の利用者を活用し、過去にマニュアルを仕様書としてソフトウェアを動かしマニュアルの習得性および理解性の評価を行った実績がある。この実績をもとに品質保証部門でのペルソナを参考に利用者の分類を行い、この分類とマニュアルを仕様書として移用することで、開発プロジェクト期間での利用時の品質を評価するマニュアルベーステスト技法を構築した。JIS X 25051を参考に構築された品質保証プロセスを適用した複数の開発プロジェクトにマニュアルベーステスト技法を適用し、利用時の品質の評価を行った。
今回、このマニュアルベーステスト技法のプロセスの解説とともに、マニュアルベーステスト技法の評価結果および分析結果、今回の適用結果から得られた開発プロジェクト期間中での利用時の品質の評価可能な条件および今後の課題について報告を行う。

C1-3
【経験論文】既製ソフトウェア製品開発におけるJIS X 25051:2016 に対応した
      品質保証プロセスの構築とその運用効果
加藤 大受 氏   ウイングアーク1st株式会社

【概要】

準備中

企画セッション

E2 企画セッション
アジャイル開発におけるメトリクスの活用(仮)
細谷 泰夫 氏  
三菱電機株式会社 設計システム技術センター ソフトウェアエンジニアリング部 設計基盤技術グループ グループマネージャー
準備中

SQiP特別セッション

F2 SQiP特別セッション
「SQiPのコミュニティ活動」
SQiP SIGとは、SQiPコミュニティのメンバーの有志により、ソフトウェア品質に関連するグループ活動を行う仕組みです。
SQiPコミュニティのメンバーであればどなたでもグループを設立でき、活動計画や活動内容をSQiPwebに掲載して広くメンバーを募集し、活動成果を発表する機会が得られます。
現在は3つのグループが精力的に活動しています。本セッションでは、これらグループがどのような意図で設立され、どのような活動をしているのかを報告します。
《第1部》
いろんな人と会話する。いろんな会社のやり方を知る。 それがカフェ・ソフトウェアクオリティ!
小島 義也 氏   エプソンアヴァシス株式会社

【概要】

カフェ・ソフトウェアクオリティは、だれでも気軽に参加できる「品質に関する勉強会」です。
SIerや組み込み系、ネットサービス系企業など、いろんな業種、業態の方々が参加しています。
また、利害関係がないのを良いことに、開発者や検査者、管理者など、いろんな立場の方が、誰でも自由に
話しあっています。
カフェはほぼ月に一度開いていて、Ustreamで遠隔地の方も参加されています。
今回は参加者やトーカーの気付きの声から、このカフェでどんなことが話されているのか、その一端をご紹介します。


【経歴】

  • SIer/メーカー等で開発、企画などを経験。専門分野はCRM,BI,Securityなど。
  • 現在は品質管理の専任者として、分析やら標準などに関わっています。
  • 日本科学技術連盟 カフェ・ソフトウェアクオリティ 世話人


《第2部》
ソフトウェア病理学NEO: ソフトウェア開発の問題・課題を病気と捉えて分解する

【概要】

準備中


《第3部》
試験を通じて品質を学習する会活動報告 ~わたしはコレで試験に受かりました~
大坪 正晴 氏   株式会社NTTデータ

【概要】

2015年から開始した当SIGでは、いまIT業界の一部で注目されているソフトウェア品質技術者試験。その学習を通じて、ソフトウェア品質の知識を習得し、かつ試験に必要なノウハウを学ぶことが目的です。2015年は、
試行錯誤しながらもメンバーの合格という成果を上げることができました(拍手)。本シンポジウムでは、
当SIGでの勉強法や試験合格のためのノウハウや裏情報を一部公開し、それを有効活用していただいて、秋の試験に向かって走っていただきたいと思います。


【経歴】

大手ソフトウェアハウスやインテグレータでプログラマ、SE、PLを経験。専門分野はプロジェクトマネジメントや品質管理など。2015年よりPMO支援・PMO業務に特化して、お仕事邁進中。ソフトウェア品質技術者試験(中級)は3回のチャレンジで合格。2015年から「試験を通して品質を学習する会(試験SIG)」のリーダー。


SIG(Special Interest Group)

テーマ1
こんなはずじゃなかった! 目の前の問題をスッキリ解消
~問題に向き合うための思考ツールを体験しよう!~
リーダー:
前田 直成 氏   デンソーテクノ株式会社 システム機器1部 主任部員

サブリーダー:
岩井 慎一 氏   株式会社デンソー 熱エレクトロニクス開発部 担当課長

【概要】

うまくいくと思ったのに、うまくいかなかったことはありませんか?
上司に話をした時に「言っていることが分からない」と言われたことはありませんか?
自分で話をまとめられず悩んだことはありませんか?
目の前の問題をスッキリと解決できると嬉しいと思いませんか?
そんな悩みを解決する手法を体験して頂きたいと思います。
その日から職場で、家庭で実感することが出来るパワフルなツールを持ち帰りませんか?
本ツールは、2013年度SQiP研究会第1分科会(A)の研究に用いたツールです。
昨年のシンポジウムで大好評のSIGが新しいツールを持って帰ってきました!

【対象】

特にありません。
職場で何らかの問題や対立を抱えている人だとスッキリお帰りいただけると思います。

【リーダー/サブリーダー プロフィール】

前田 直成 氏:
自社内ではPMだったりSEだったり。
TOCを活用して職場改善を推進。
NPMO会員。ASDoQ会員。
「教育のためのTOC」国際認定取得。

岩井 慎一 氏:
部門SEPGとしてプロセス改善に従事。
教育のためのTOC(TOCfE)を学び、職場で本ツールを活用した改善活動を推進。
2013年 SQiP研究会 TOCfEでプロセス改善を進めるための研究成果を発表。


テーマ2
感性品質を向上させる取り組みを議論しよう
~最近よく耳にするIoTやUXに対応し先回りするために~
リーダー:
村井 宏 氏   富士通 品質保証本部 プリンシパルエキスパート

サブリーダー:
高井 直人 氏   富士通 共通ソフトウェア開発技術本部 ソフトウェア検証統括部 シニアマネージャー

【概要】

IoTなど人・モノ・環境のすべてが繋がる社会の到来に向けて便利で快適な生活や仕事ができるようにすること、つまりUX(User eXperience)の価値向上/創造を高める動きが加速しています。
これまで品質は安心安全を軸に強化が進んできましたが、このUXの流れに合わせて、魅力的で、何度でも使いたくなるような「心地よさ」等の感性まで品質を拡大し向上させて行きましょう。
本SIGでは、感性品質について様々な悩み/経験を共有し、取り組みの気づきを一つでも多く得られるようにしたいと考えています。

【対象】

特にありません。

【リーダー/サブリーダー プロフィール】

村井 宏 氏:
  • ソフトウェア開発/検査の畑を渡り歩いて、現在は品質保証業務 に従事。全社レベルのQMS整備に取り組んでいます。
  • 数年前にソフトウェア品質シンポジウム委員を担当させていただきました。

高井 直人 氏:
  • 汎用機、スパコン、オープン系サーバー上での第三者品質検証に従事。その中で、GUI/CUIのテスト自動化に注力してきました。
  • 使いやすさの評価には2003年から取り組んでいます。感性をどう定量的に表すかで悩みつつ、試行錯誤してきています。


テーマ3
「領域」を飛び越えて知識を活かす ~ ソフトウェア開発と楽器演奏の類似と相違
リーダー:
和田 信吾 氏   東洋ビジネスエンジニアリング株式会社 ソリューション事業本部 エンジニアリング推進部

【概要】

誰でも、たいていは2つ以上の「領域」に身を置いています。
例えば「仕事」と「子育て」。例えば「仕事」と「趣味」。
そして、それぞれの「領域」での知識や行動の仕方ば、別々であることが多いと思います。
では、もしもこちらの「領域」の知識をあちらの「領域」で使ってみたら、どんなことが起きるでしょうか?
当日は「ソフトウェア開発」領域の知識を、私の趣味の「クラシック音楽演奏」の領域に適用してみて得られた気づきを共有します。
そして、参加者のみなさんにも、自分の関わっている「領域」の知識をクロスオーバーさせるワークを通じて得られた気付きを持ち帰って頂こうと思います。

【対象】

特にありません。

【リーダー プロフィール】

和田 信吾 氏:
開発工程や管理手法の標準化、品質管理や進捗管理の定量化などをしています。
フルート歴40数年のアマチュアです。オケと吹奏楽団に所属し、フルートアンサンブルを主宰し、年に10回くらい人前で演奏しています。


テーマ4
より良いレビューを目指して
 -レビューの受け方の面からの改善を-
リーダー:
猪塚 修 氏   横河ソリューションサービス株式会社 ソリューション技術本部 PMO部

サブリーダー:
鈴木 祐司 氏   横河ソリューションサービス株式会社 ソリューション技術本部 PMO部

【概要】

皆さんにとって良いレビューとはなんでしょうか?
より良いレビューをするために何をすればいいでしょうか?
今回はレビューを受ける人を中心に検討をしていきます。
異なる視点からレビューの改善のきっかけを見つけていきます。

【対象】

特にありません。
レビューを受ける人、レビューア、改善担当者などどなたでも参加頂ければと思います。
色々な立場からのご意見をお待ちしております。

【リーダー/サブリーダー プロフィール】

猪塚 修 氏:
開発からプロセス改善を経て現在は主にPMの育成を行っています。
主な社外活動
SQiP研究会演習コースⅠ:副主査
品質管理学会:代議員、同ソフトウェア部会:会計幹事
高品質ソフトウェア技術交流会:相談役

鈴木 祐司 氏:
現在はPMOとして、プロジェクトの監査・監視業務を行っています。
PMOになる前は、ERPパッケージの財務関係の開発及び保守を行っていました。
(PMP®)


テーマ5
成功のなぜなぜ分析:デスマーチを仮想化して、一致団結、鬼退治をしよう!
リーダー:
日山 敦生 氏   QuaSTom会員

サブリーダー:
田所 孝文 氏   アズビル株式会社 AAC開発3部開発品質Gr 課長代理

【概要】

問題発生時のチームビルディングの方法をご紹介し、参加者の皆さんと話し合いたいと思います。
仮想化技術は、ソフトウェア開発環境の世界に限りません。プロジェクトに危機が訪れるとチームワークが崩壊し、プロジェクトの危機が促進されがちです。そこで、問題の外在化で、問題を仮想化してみることです。問題の外在化とは、プロジェクトと問題を切り離し、例えば、問題に鬼という名前をつけて、問題を外から眺めることにより、複雑な人や組織の問題解決の可能性が広がります。
なぜなぜ分析を問題ではなく、問題の外在化を用いて、成功に焦点をあてることにより、迅速でポジティブな問題解決ができます。

【対象】

下記のような思いを、お持ちの方の参加をお待ちしています。

  • デスマーチのようなプロジェクトの危機状態になった時こそ、チームワークを大事にする必要があると
    感じている人
  • 人や組織の問題解決を、バグと同様に原因に焦点をあてることに、疑問を感じている人
  • 人や組織の問題を、ポジティブに解決したいと思っている人

【リーダー/サブリーダー プロフィール】

日山 敦生 氏:
強みを活かした組織開発に興味を持ち、ポジティブな問題解決法である問題の外在化をコーチングに用いて、人や組織の問題解決に貢献しています。

田所 孝文 氏:
品質改善に従事。
SQiP研究会副主査(2006~9)
QuaSTomコーチング分科会会長(2007~)
ヘルスコーチ・ジャパン認定ヘルスコーチ/メンタルコーチ
日本教育推進財団認定ヘルスコーチ


テーマ6
聴くことからはじまるコミュニケーションについて考えてみませんか?
リーダー:
長友 優治 氏   SQiP研究会第6分科会OB

【概要】

皆さんはうまくコミュニケーション取れてますか?うまく伝えることばかり考えていませんか? 私はうまく伝わっていないと思いどんどん話すことばかりを優先させてしまっていることがよくあります。相手の方が話している間もあれこれ考えて伝えることばかり考えてしまっています。 相手の方の話に耳を傾けているつもりでも、音として話を聞くばかりで、ちゃんと聴けていない。そんな方とのコミュニケーションって・・・。 聴くことの難しさを実感してもらいながら、普段どんな聴き方されているか、そしてどんな聴き方したらいいのかを皆さんで話してみませんか。 聴くことからはじまるコミュニケーションを実践して、話し合ってみましょう!

【対象】

聴くことがテーマですが、聴く方ばかりでははじまりません。うまく聴けていないお話や、こんな聴き方したらうまくいったなどぜひお話してみたいという方はお集まりください。 聴き上手な方で思う存分、聴きまくりたいという方も大歓迎です。

【リーダー プロフィール】

長友 優治 氏:
普段はテストエンジニアをしています。サッカー好きで体を動かすのも好きです。SIGではたくさんの方とお話できるのが楽しみで毎年参加させてもらっています。今年はどんな方と出会えるか楽しみです。


テーマ7
眠ったままのソフトウェア欠陥情報、あなたならどう使いますか?
活用・移転する方法を議論しましょう!
リーダー:
仁藤 千博 氏   矢崎総業株式会社 車載技術開発センター 第六技術開発部

サブリーダー:
柏原 一雄 氏   株式会社デンソークリエイト プロジェクトセンター システム4室

【概要】

皆さんの現場では、ソフトウェア欠陥の蓄積は行われていますでしょうか?
その蓄積をしたソフトウェア欠陥は活用されていますでしょか?
実際のプロジェクトでは、収集したソフトウェア欠陥をそのまま利用できる派生開発を除いては、再利用が
できていないのが実情だと思います。
本SIGでは、みなさんがお持ちのソフトウェア欠陥に関する情報を共有するとともに、ソフトウェア欠陥の活用阻害要因に関するディスカッションを行います。また、昨年度のSQiP研究会第7分科会で検討しました方法(Keyword:欠陥モデリング、欠陥特性)のご紹介を行う予定です。

【対象】

・蓄積されたソフトウェア欠陥の活用方法を検討中の方
・ソフトウェア欠陥LOVEな方
・ソフトウェア欠陥を活用されている方

 ※お願い
 身近で体験した(必要に応じて抽象化した)ソフトウェア欠陥を1つ以上お持ちください。

【リーダー/サブリーダー プロフィール】

仁藤 千博 氏:
先行開発部門に所属。主に社内向けの自動評価に関連する技術開発(ソフトウェアがメイン)業務に従事。

柏原 一雄 氏:
SQA、SEPG、教育業務を経て、車載組込みソフトウェア開発業務に従事。
Automotive SPICE Provisional Assessorの資格保有。


テーマ8
モダンなチーム開発環境を追求しよう ~快適さと正確さを両立したワークスタイルの実現に向けて~
リーダー:
金子 昌永 氏   クラリオン株式会社 技術開発本部 アーキテクチャ・ソリューション開発部

サブリーダー:
三浦 拓也 氏   株式会社日立ソリューションズ イノベーションコンサルティング本部 プロセスコンサルティング部

【概要】

近年、VCS, ITS といったテクノロジーや、それらを利用した PullRequest, ChatOps などのプラクティスといった"チーム開発"と呼ばれる分野が進化しており、企業での導入事例も公開されています。しかし、そうした技術の恩恵にあずかるまでには様々なハードルが待ち受けていることでしょう。
本SIGでは、チーム開発を支える技術の概要、よくあると考えられる問題を紹介した後、簡単な匿名のサーベイによって本SIG参加者層の知識や所属組織の現状を明らかにします。
その後、小グループに分かれてモダンなチーム開発環境に関する問題を議論し、最後にそれらをまとめて共有します。

【対象】

チーム開発を支えるテクノロジーやプラクティスについて、興味のある方、またはご自身が所属する組織において問題意識のある方。職種、所属、現在の開発環境は問いません。

【リーダー/サブリーダー プロフィール】

金子 昌永 氏:
車載デジタルテレビのプログラマーを5年経験した後、プログラマーやテスターを支援する立場に転向し、ソフトウェア工学技術の調査・実践・教育に従事。SQiPシンポジウム2015ではテスト設計について発表。モダンなチーム開発環境も業務テーマの一つ。

三浦 拓也 氏:
ソースコードメトリクスなどの数値データを統計的に活用した、品質改善や作業効率化のコンサルタントに従事しています。最近は、見える化と自動フォローの仕組みを組み合わせた新しい開発基盤の開発を推進しています。


テーマ9
長時間労働撲滅!女性が普通に活躍できるプロジェクトの為には?
リーダー:
上田 純子 氏   日本アイビーエム・ソリューション・サービス株式会社

サブリーダー:
浦田 有佳里 氏   株式会社HS情報システムズ

【概要】

ソフトウェア業界は、長時間労働と言われる中で、時間制約がある人(例えば育児や介護)環境を向上することが急務である。女性の働きやすい職場はすべての人が働きやすい。
働き方アンケート結果から環境面・本人の働き方といった切り口でワークショップを行います。参加者が抱えている問題や現状を共有し、気づきを得、解決策のアイディアを生み出し、持ち帰り実践しましょう!

【対象】

積極的にディスカッションしてくれる方。 女性だけでなく、男性も歓迎。

【リーダー/サブリーダー プロフィール】

上田 純子 氏:
銀行系SI企業で、システム開発と構築に従事し、プロジェクトマネジメント、オープン系インフラストラクチャ技術を専門としている。外部活動としては、女性PMを増やすための啓蒙活動やギブバック活動を行っている。

浦田 有佳里 氏:
プロジェクトマネジメントの専門役を担い、現在は事業計画の施策プロジェクトの成功をミッションとして、活動している。外部ではプロジェクトマネジメント、システム監査、プライバシー評価などの活動を行い、女性リーダー育成の講師など、女性の活躍推進を実施。


テーマ10
バグ票見つめて気づきませんか?~立場いろいろ、悩みいろいろ~
リーダー:
大段 智広 氏   バグ票ワーストプラクティス検討プロジェクト

サブリーダー:
近江 久美子 氏   バグ票ワーストプラクティス検討プロジェクト

【概要】

私たちのコミュニティでは、バグレポートがうまく使われない事例やその調査結果について検討を行なってきました。(例えば、SQiP2014 「バグレポートの改善に向けた問題事例の調査とアンチパターン作成」)  今回のSIGでは、バグレポート改善などに関する文献紹介や調査結果、これまでの活動で得られた事例や検討結果、みなさまからいただいたご意見を共有したいと考えています。また、SIG参加者みなさまが直面している「困りごと」を共有し、色々な立場からの気づきや改善案を議論するワークを行ないたいと思います。

【対象】

どなたでも参加可能ですが、特に以下のような方の参加をお待ちしております。
・腹立たしいバグレポートを読んだことがある、バグレポートの記載で怒られたことがある方
・バグレポートを活用できていない、形骸化していると感じる方
・バグレポートの改善を検討したい方、今より活用したい方

開発者やテスト担当者だけでなく、マネジャーやプロセス改善担当者などいろいろな立場(ロール)の方々と議論したいと思います。
当日は、参加の皆様とバグレポートの課題や悩みについて共有するワークを行なう予定です。自身が直面している問題・課題をいくつか準備ください。(非公開情報や機密事項、固有名詞などは含まないようお願いいたします。)
密度の濃い議論ができ、改善のヒントが得られるかもしれません。

【リーダー/サブリーダー プロフィール】

大段 智広 氏:
メーカ系会社のソフトウェア生産技術部門に所属。主にソフトウェアテスト、開発業務改善等に従事。 バグレポートの記載がわかりずらくて怒られた過去があり、そんな不幸な人をこれ以上生み出したくないと思っている。

近江 久美子 氏:
ソフトウェアのテスト、品質に関心を持ち、勉強会などに継続的に参加。
多様な人と関わりがあるバグレポートの改善に難しさを感じる一方、テストや品質、プロジェクト全体の改善にも影響するのではないかと思い関心を持っている。


テーマ11
炎上プロジェクトを早期に収束させるために、火消しのテクニックを、共有しましょう。
 ~あなたの炎上プロジェクトの火消しのコツを教えてください~
リーダー:
大野 泰代 氏   株式会社オープンストリーム SI事業部システム開発本部 プロジェクト推進部

サブリーダー:
高島 奈美 氏   株式会社オープンストリーム SI事業部システム開発本部 プロジェクト推進部

【概要】

SQiPシンポジウムに参加される方なら、炎上したプロジェクトの火消しに関わったことがあるのではないでしょうか?
プロジェクトを炎上させないことは重要ですが、炎上したプロジェクトを、如何に早く正常な状態に戻すかも重要です。
本SIGでは、「参加者の方が、炎上したプロジェクトで、実際にどのようにして、火消しをしたか」、「そこから、何を学んだか」を共有しましょう。

【対象】

「炎上したプロジェクトに関わった方」、「関わったことはなくても、今後、炎上させたくない方」であれば、どなたでも歓迎いたします。

【リーダー/サブリーダー プロフィール】

大野 泰代 氏:
・C/Sシステム、Web系のシステム、スマホアプリなど、多くのシステム開発に携わってまいりました。
現在は、品質管理の専任者として、社内の標準化や品質向上にも携わっております。
・カフェ・ソフトウェアクオリティ 世話人

高島 奈美 氏:
ECサイトなどのWEBシステムや動画配信などのスマホアプリ開発におけるテスト実施者/管理者として従事しております。品質管理の専任者として、品質向上や作業の効率化を目指して奮闘の日々を送っております。


テーマ12
高価なテスト、安価なテスト
~テストのコストパフォーマンスを考えてみませんか?~
リーダー:
松山 大 氏   株式会社ヴェス 検証サービス本部 デュプティマネージャー

【概要】

テストの価値とは何でしょう?
全く同じテストを新人さんがやるのと、ベテランがやるのでコスパがどのように変わるのでしょうか?
コスパの上下する要因は何なのか、経験?知識の量?
テスト技法や手法などの、技術の話は少し抑えて、そもそも「テストの価値」とは何かについて
ディスカッションしたいと思います。
テスト専門会社エンジニアとして、10年間テストでお客様からお金を頂いてきた経験から、今思うテストの価値についても少しお話できればと思います。

【対象】

絶対ではないですが
・主業務が「テスト」関連である方。特に独立性の高いテスト組織や品質関連部門の方。
・テストのコストに関わる立場の方。

【リーダー プロフィール】

松山 大 氏:
第三者検証専門会社のテストサービスエンジニア。
組み込み系検証歴3年、WEB系検証歴7年。
JSTQB AL(TM)、IVEC LV4取得。
「人がやるべきテスト」を日々考えています。


テーマ13
若手レビューアに向けたちょっとイイ話 ~みんなの工夫を共有しよう~
リーダー:
小田部 健 氏   オノエンタープライズ株式会社

サブリーダー:
篠崎 悦郎 氏   株式会社NTTデータ 技術革新統括本部技術開発本部 Agileプロフェッショナルセンタ

【概要】

皆様の現場では、若手レビューア達はどのように活躍されているでしょうか?
若手レビューアがいると、ベテランレビューアは重大欠陥の検出に専念出来たり、急なレビューの依頼にも対応出来たりと、多くのメリットを期待できます。
そこで若手レビューアの育成についてみなさんが見聞きしたちょっとイイ話を持ち寄り、若手レビューアの
育成に必要なものとは何か議論します。また議論活性化の一環として、昨年のSIGにて出てきたレビューの
工夫点および私たちのコミュニティで作成しているレビュー教育キットの紹介も行います。

【対象】

・レビューアの育成に興味のある方
・レビューアの教育経験のある方

【リーダー/サブリーダー プロフィール】

小田部 健 氏:
1999年 株式会社小野測器に入社
2007年 品質保証部に異動
2009年~2012年 SQiP研究会にてソフトウェアテストとレビューの分科会に参加
2013年 オノエンタープライズ株式会社に異動

篠崎 悦郎 氏:
2008年株式会社NTTデータ入社
2013年度SQiP研究会第3分科会に研究員として参加
2014年より現職


テーマ14
ODC分析を体験してみよう!~体験で学ぶ、ODC分析の基礎から導入のコツまで~
リーダー:
武田 匡広 氏  

サブリーダー:
森 龍二 氏  

【概要】

ODC(Orthogonal Defect Classification、直交欠陥分類)は、もともとはIBMで開発された欠陥分類法です。このODCを用いた分析がODC分析となる訳ですが、残念ながら日本語で書かれた入門書や参考書は、
それほど多くありません。
「ODC分析ってなに?」
「興味はあるけど敷居が高そう」
「やってみたけどイマイチ上手くいかない」
などなど、日頃の疑問や悩みを共有し、解決してみませんか?
当日は初心者のためにODCの説明、興味のある方のために簡単な演習、やってみたけどイマイチと言う方のためにディスカッションの時間を設け、ODC分析の理解を深めてみたいと思います。
限られた時間の中、全てをお伝えするのは難しいですが、可能な限り皆さんとノウハウの共有ができればと
思います。

【対象】

以下の方に最適です。
・ODC分析に興味のある方。
・ODC分析をこれから試してみたいと考えている方。
・ODC分析を実際に試してみたけど上手くいかない方。

【リーダー/サブリーダー プロフィール】

武田 匡広 氏:
2008年にODCと出会って以来、ソフトウェアの品質分析や開発プロセス分析に活用しています。
現在はSQAとして年間30件以上の分析をこなす一方、若手の育成などODCの導入支援にも携わっています。

森 龍二 氏:
某SI企業にてレビュー技法(QI)と同時にODCを学びました。以来、ODCの普及活動に邁進中です。
最近は欠陥エンジニアリングにも注目しています。


テーマ15
わかっちゃいるけどうまくいかない品質保証の悩みを解決しよう!
 ~各社品質保証部長のナレッジの集大成"品質保証の肝"を使って作って持ち帰って活用しよう~
リーダー:
佐藤 孝司 氏   日科技連 ソフトウェア品質保証部長の会 企画委員

サブリーダー:
鎌倉 洋一 氏   日科技連 ソフトウェア品質保証部長の会

【概要】

品質保証のプロセス/仕組みを理解していても,現場では教科書通りにうまく運用できずに悩んでいる品質保証担当者は多いと思います。
品質保証部長の会では、SW品質保証の仕組みを効果的に運用するための経験に基づいた悩み解決の勘所を
100件ほど抽出し,"SW品質保証の肝"と題して整理しました。
本SIGでは,この"肝"を紹介するとともに、グループに分かれて,参加者がそれぞれの職場において抱える悩みと解決のための手がかりをこの"肝"を参照しながら検討します。参加者は、SIGの体験を持ち帰り各職場において,"肝"をカスタマイズして活用されることを期待します。

【対象】

・SW品質保証活動の悩みを持っている方
・品質保証プロセス/仕組みの構築や運営に携わっている方
・SW品質保証の人材育成に関わっている方
・SW開発リーダー等の立場からSW品質の向上を考えている方

【リーダー/サブリーダー プロフィール】

佐藤 孝司 氏:
ソフトウエア品質保証部長の会に第1期(2010年)から参加し、2012年から4年間のグループ活動の中で,
"SW品質保証の肝"をまとめた。

鎌倉 洋一 氏:
ソフトウエア品質保証部長の会に第1期(2010年)から参加し、2012年から4年間のグループ活動の中で,
"SW品質保証の肝"をまとめた。


↑