STS 討論テーマ・リーダー紹介

STS1

自動システムテストのテストスクリプトの保守と管理について

小井土 亨 氏/山口 鉄平 氏
テスト自動化研究会

概要


自動テストが一般的になるにつれ、それまでは発生しなかった、自動テストのテストスクリプトの保守や管理に関する課題が発生しています。「自動テストの保守コストが大きく、自動テストを維持しきれない」という課題や「作成したテストケースをどうするのか」「成功するテストをいつまで続けるのか」という課題などです。
本STSでは、特に自動システムテストにフォーカスを絞り、自動システムテストのテストスクリプトの保守と管理について討論します。討論の場で参加された方より課題を募り、課題に対して議論します。

● 定員

なし

● 実施方法

リモート
小井土 亨 氏

小井土 亨 氏

業務上の経験や研究を主とした経歴

パッケージソフトの基盤開発や品質管理向上のための技術支援、社内向けテスト自動化などのツールの開発と提供に従事しています。また、テスト自動化研究会などのコミュニティの実行委員やSQiPシンポジウム委員会の委員を行っています。
山口 鉄平 氏

山口 鉄平 氏

業務上の経験や研究を主とした経歴

企業でアジャイル開発や自動テストの組織普及、自動テストシステムやテスト環境の開発・運用に従事しています。また、テスト自動化研究会などのコミュニティの実行委員やSQiP研究会 研究コース4「アジャイルと品質」にも関わっています。
STS2

テストエンジニアの育成について

長谷川 聡 氏
株式会社ベリサーブ
執行役員 ソフトウェア品質コンサルティング部部長
佐々木 方規 氏
株式会社ベリサーブ
技術フェロー
山﨑 崇 氏
株式会社ベリサーブ
品質保証部 プロジェクト推進課 課長
兼 ソフトウェア品質コンサルティング部 コンサルタント
磯邊 悠里子 氏
株式会社ベリサーブ
品質保証部 教育課課長

概要


みなさんの組織、現場では、テストエンジニアの育成はうまくいっていますか?

研修や教育などを行っても、思うように育ってくれないという悩みをよく耳にします。エンジニアの育成は、その仕組みややり方によって成果に大きな差異があることはみなさんも感じられているのではないでしょうか?本セッションでは、テスト技術者の育成について、STSリーダの経験なども交えながら、参加者のみなさんと議論を深めていきたいと思います。組織でエンジニアの育成に責務を持つ方も、現場でチームメンバを育成する方も、是非一緒に議論していきましょう。

● 定員

なし

● 実施方法

リモート
長谷川 聡 氏

長谷川 聡 氏

業務上の経験や研究を主とした経歴

1995年ソフトウェア開発ベンダーに入社、組込みソフトウェアの開発およびテストに長く携わっていたが、2007年ソフトウェアテストシンポジウムに参加したことをきっかけに、より深くソフトウェアテストの世界にのめり込む。その後、組込みシステム、エンタープライズシステムのテストマネージャを多数経験し、2016年ベリサーブに入社。得意な領域はテストマネジメントおよびテスト技法。
佐々木 方規 氏

佐々木 方規 氏

業務上の経験や研究を主とした経歴

1985年CSK(現SCSK)に入社後、ソフトウェアテストに従事。2000年頃からソフトウェアテストの普及振興や標準、資格認証試験などのプロジェクトに参加している。ソフトウェアテストエンジニアやQAエンジニアのスキル標準(ETSS)など、技能開発を実施している。
山﨑 崇 氏

山﨑 崇 氏

業務上の経験や研究を主とした経歴

2001年からセキュリティ対策ベンダーにおいて、さまざまなプロジェクトのソフトウェアテスト活動にQAエンジニアとして従事。その傍ら、さまざまなテストコミュニティに参画し、活動の場を広げる。2015年にベリサーブに入社。現場への技術支援、教育、コンサルテーションなどを担い、少しでも現場が幸せになるように日々奮闘中。
磯邊 悠里子 氏

磯邊 悠里子 氏

業務上の経験や研究を主とした経歴

前職よりトレーニングベンダーにて教育に携わっていたが、2016年ベリサーブに入社。以来一貫して社員向けの教育企画を担当。ベリサーブにて教育方針、教育体系、各種教育制度を構築。当初担当範囲だった技術教育から、現在はビジネス教育も含めベリサーブにおけるすべての全社教育企画を担っている。すべての社員に安心して仕事をしてもらえるような教育制度を目指して日々奮闘中。
STS3

設計、分析モデルや仕様で手戻りを減らすには?

公文 一博 氏
ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ株式会社 統括課長
今西 洋二 氏
ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ株式会社

概要


なぜ、バグは見逃されるのか?
なぜ、シフトレフトは難しいのか?
なぜ、ソフトウェアの品質づくりは難しいのか?

様々な開発現場で取り組まれている、バグの未然防止について。

ソフトウェア開発上流、仕様や設計を検討する段階で、分析モデルを活用することで、バグを予見し、バグを未然に解決するアプローチについて考える。
検討する段階では未知の仕様を、如何に予見して、設計に取り込むのかを討論する。

● 定員

なし

● 実施方法

リモート
公文 一博 氏

公文 一博 氏

業務上の経験や研究を主とした経歴

ソニーの各事業でソフトウェアシステムの開発/テスト/品質改善/プロジェクト管理・運営に従事した経験を生かし、ソフトウェアシステム開発改善の技術支援・指揮をしたりソニー社内を横断して活動したりする組織であるコンサルファームを運営。社内のソフトウェア基幹技術講師として、ソフトウェア開発技術者の育成役を務めるかたわら、ソニーのさまざまなビジネス実現を加速させ、効率的に品質をつくり込むソフトウェア開発を実現するため、各種ソフトウェアプラットフォーム開発で得た品質の知見を基に、システム開発の設計活動と品質活動を融合させた技法を開発。ソニー流のソフトウェア開発技術として確立すべく取り組みを進め、ソニーの各プロジェクトで、システム開発のQCD変革を主導している。
今西 洋二 氏

今西 洋二 氏

業務上の経験や研究を主とした経歴

ソニーの複数のエレクトロニクス製品開発プロジェクトに参画し、ソフトウェア開発上流の品質改善をミッションにコンサルタントとして設計品質の改善施策の提案から導入までを担当。開発現場が抱える悩みやそれを生み出した過去の開発資産の分析経験から開発上流における欠陥の予防の重要性を強く感じ、現場業務の傍ら、モデリングや欠陥予防をテーマに研究開発業務にも従事する。現在、新たなソフトウェア設計技術の確立およびその技術の現場適用の支援に従事している。
STS4

日本のDXを阻害する障害は何か?
~ DXの魅力的品質を高めるには何をすべきか ~

福井 信二氏
株式会社Goldratt Japan
ゼネラルマネージャー
ソフトウェア プロセスイノベーション

概要


IPA発行のDX白書2023で発表されたよう、日本におけるDXは、デジタル化は進み始めましたが、肝心のトランスフォーメーションが一向に進んでいません。TQMを通じて経営から現場までが同じ目標持ち、オペレーションを磨き上げてきた日本にとって、トランスフォーメーション(変革)は本来、得意とする分野であるはずです。
本セッションでは、参加者の皆さんとともに日本におけるDXの現状を明らかにし、日本がDXで成功するための解決策の方向性について議論していきます。より広い範囲で議論をするために、経営・マネジメント・現場や、ライン・スタッフなど様々な立場の皆さまの参加をお待ちしています。

● 定員

なし

● 実施方法

リモート
福井 信二 氏

福井 信二 氏

業務上の経験や研究を主とした経歴

1984年 立石電機株式会社(現オムロン株式会社)入社以降、FAシステム機器のソフトウェア開発に従事。自ら開発プロジェクトリーダとして、FA機器の大規模ソフトウェア開発プロジェクトのマネジメントを行うとともに、社内組織のソフトウェアプロセス改善をリードしてきた。2009年からは同社イギリスのソフトウェア開発部門を立ち上げ、日本との共同開発を行うなど、国際間の共同プロジェクトマネジメントについても経験が豊富である。
2008年にはSQiP国際小委員会の主査として4th World Congress of Software Quality委員を担当。
2022年 株式会社Goldratt Japan入社、制約理論(Theory Of Constrain)を活用してソフトウェア開発を中心に様々な企業のマネジメント変革を実践している。
STS5

QA組織/チームの立ち上げ、いま改めて問う「QA」の在り方

松木 晋祐 氏
株式会社ベリサーブ 執行役員 研究企画開発部長
湯本 剛 氏
株式会社ytteLab 代表取締役

概要


近年のIT/ソフトウェアの益々の拡大に伴い、メガベンチャーでの「ひとりめQA」のムーブメントをはじめ、MaaS、XXTechにおいても、QA・ソフトウェア品質エンジニアのニーズは高まるばかりです。いっぽう、そもそもQAエンジニアはどう探したらいいのか、どのようにスキルを判断し、どのようなキャリアパスを描けばよいのか、どのように組成すべきなのか、など「エンジニア」の先にも課題が山積しています。本STSでは、セッションに参加いただいたみなさんと一緒に、そもそもの「QA」の在り方自体からディスカッションしたいと思います。

● 定員

なし

● 実施方法

リモート
松木 晋祐 氏

松木 晋祐 氏

業務上の経験や研究を主とした経歴

独立系ソフトウェアベンダにて、テストオペレータから本社品質保証責任者まで、ソフトウェアテストと品質保証にまつわるさまざまなロールを経験後、ベリサーブへ参画。ソフトウェア開発部門、研究開発部門の創設をはじめ、さまざまなソフトウェアQAに関するSaaSのローンチや、AI4QA分野としてゲームデバッグのAIによる全自動化サービスなどの研究開発・提供、技術戦略推進部門の管掌等を担う。
湯本 剛 氏

湯本 剛 氏

業務上の経験や研究を主とした経歴

工作機器メーカーにて生産管理システムの構築メンバーを経て、ソフトハウスのテストリーダーとして数多くのアプリケーションの開発に携わる。
その後ソフトウェアテストのコンサルタントとしてテストプロセスの改善、テストツールの導入支援、テストの教育などを行い、現職はfreee株式会社のQAマネージャー。
NPO法人ASTER理事、JSTQB技術委員、ISO/IEC JTC1/SC7 WG26 幹事(ISO29119 テストプロセス標準の策定)としても活躍中。
テスト分析手法である「ゆもつよメソッド」でも有名。博士(工学)。
STS6

モデル図をもとにオリジナルのテスト技法を考えよう

蛭田 恭章氏
株式会社ベリサーブ 研究企画開発部

概要


状態遷移図/シーケンス図/アクティビティ図のモデル図を見て作りたいテストケースは、モデル図に存在するパスを網羅する以外にもいくつかあります。例えば、「ある状態でデータをクリアする処理をするなら、このルートの遷移を繰り返し実施する」や「シーケンス図にてサーバー側でこの処理をするのなら、大きいサイズのデータを送る」などのテストケースです。このセッションは、サンプルとなるモデル図に対して、これまでの経験から思いつく(特にマニアックな)テストケースを挙げ、その生成ロジックをモデル図の特徴も含めて言語化し、オリジナルのテスト技法を考えるという内容です。(個人ワーク+参加者間で共有する形式で実施予定)。

● 定員

なし

● 実施方法

リモート
蛭田 恭章 氏

蛭田 恭章 氏

業務上の経験や研究を主とした経歴

2006年に株式会社ベリサーブに入社。家電やスマートフォン等の組み込み機器のソフトウェアテストやソフトウェア品質全般の業務に携わる。2021年から研究企画開発部にて、新たな技術調査や技術開発に従事。現在は、モデルベースドテストやUX・ユーザビリティ評価の研究開発に取り組んでいる。