生成AIを用いた要求仕様改善における観点表粒度の違いとその影響
ソフトウェア品質管理研究会 研究コース5(2025年)
本研究の目的は,生成AIを用いて要求仕様の改善を支援する手法,および観点表の粒度が改善結果に与える影響を明らかにすることである.要求仕様の改善は担当者の経験に依存しやすく,観点の抜け漏れや記述品質のばらつきが課題となっている.本研究では,安全性の要求仕様を題材として,観点表を用いた生成 AI による要求仕様の改善手法を検討した.観点表を与えない場合,抽象的な観点表を与えた場合,具体的な観点表を与えた場合の三条件で生成結果を比較し,網羅性,記述妥当性の観点から評価を行った.その結果,観点表を用いることで生成 AI の要求仕様改善の網羅性と記述妥当性が向上し,特に観点表の粒度が改善品質に影響を与えることが確認された.
