Human-centred Design 手法の実践-コミュニティサイトへの適用-
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SQuBOK分類 :
1.1.4  使用性
発表場所 : SQiP研究会
紹介文 :
商品企画段階においてユーザ要求の本質を分析する手法として、HCD(Human-centred Design)の適用のメリットを説明し、その主要な手法であるペルソナ法、シナリオ法をとり上げ、その適用方法を説明している。また、その適用によって作成した要求仕様を、ペーパプロトタイピング手法により検証し、改善点を洗い出した。
HCD適用しない場合の要求定義と、HCDを適用した場合の要求定義の差異が報告されている。
概要 :
ソフトウェアを利用者にとって使いやすく、効果的なものとするためには、ソフトウェアの品質管理の向上と同時に、利用者自身にとってのユーザビリティ(使い勝手、使いやすさ)を高めるための「利用品質」を管理することが求められる。そこで本稿では、利用品質の向上を目指して、開発ライフサイクルにユーザビリティ手法を取り入れるアプローチである「HCD(Humancentred Design: 人間中心設計)」に着目し、その主要な手法の学習と実践を通したソフトウェア開発におけるHCDアプローチの効用を探る。その実践に際しては、品質管理の要点である改善効果の定量化を意識するとともに、近年、その重要性が高まる「ソフトウェア要求定義書」に重点を置き、HCDアプローチ導入によるソフトウェア要求定義書の改善効果を検証する。また、評価対象を「コミュニティサイト」としたことで、本研究会活動を支援する仕組み作りへの提言にもつなげたい。
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