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年度 : 2016年   分科会 :
紹介文 :
本発表では,2015年度より実施した弊社の品質保証部門における妥当性確認の改善実績について紹介する。
弊社では開発部門と独立した組織として品質保証部があり,開発プロセスとして,開発部門の検証完了後,品質保証部による妥当性確認を実施している。しかし,検証や妥当性確認のテストを実施して出荷したにもかかわらず,市場への不具合の流出が発生していた。
市場へ流出した不具合について開発工程の作り込み・妥当性確認工程の流出の両面から原因を分析した結果,開発工程の作り込み品質を改善することに加え,妥当性確認工程の改善が必要と判断し,特に妥当性確認工程を「設計の妥当性確認」から「製品の妥当性確認」に改め,テストの網羅性を高める変革を行った。
具体的には,検証工程では,従来どおり仕様書ベースの機能を中心としたブラックボックステストを実施し,妥当性確認工程では,製品のライフサイクルに沿った顧客の運用条件を抽出して,装置操作手順や外部事象のイベントや互換性などユーザ観点のテストシナリオをベースとしたシナリオテストへ変更した。
このテスト技法変更による2015年度の活動の結果,不具合流出防止に一定の効果を得られたので,実プロジェクトへ適用した際の実施内容および工夫について報告する。
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