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UI/UXが訴求ポイントの一つとなってから久しいが、業務システム開発の分野では、未だに単調で大量の画面と、大量のマニュアルを作り続けていることが多い。これは「業務システムの価値観」において「主要」はバックエンド処理であり、UI/UXは「コストオン」として、重要と認識しつつも優先度を下げて取り扱われてきたからである。「変化に柔軟に対応して価値向上を目指し続ける価値観」への転換が求められている昨今、「業務システムでもUI/UXの向上を」との意識は強まっているものの、十分な対応ができる技術者が少ないとの問題も出てきた。
そこで、とある金融系業務システムにおいて「デザインシステム」を構築・運用することを始めた。「デザインシステム」とは、プロダクトやサービスのデザインに関する様々な情報を「言語化」「可視化」し、関係者間で共有できるようにしたものである。これまでも似たようなものに「UI標準」があったが、それと違うのは、プロダクトやサービスと乖離せずに一緒に成長していく仕組みまで含まれている点である。これによって、部品やレイアウトなどの一貫性・統一感といった「デザインメリット」が得られただけでなく、部品の再利用・柔軟性による「開発効率化メリット」、部品名で会話して素早く認識を合わせることができる「コミュニケーションメリット」が得られた。
本発表では、構築した「デザインシステム」の概要とそこから得られた効果を紹介する。
UI/UXが訴求ポイントの一つとなってから久しいが、業務システム開発の分野では、未だに単調で大量の画面と、大量のマニュアルを作り続けていることが多い。これは「業務システムの価値観」において「主要」はバックエンド処理であり、UI/UXは「コストオン」として、重要と認識しつつも優先度を下げて取り扱われてきたからである。「変化に柔軟に対応して価値向上を目指し続ける価値観」への転換が求められている昨今、「業務システムでもUI/UXの向上を」との意識は強まっているものの、十分な対応ができる技術者が少ないとの問題も出てきた。
そこで、とある金融系業務システムにおいて「デザインシステム」を構築・運用することを始めた。「デザインシステム」とは、プロダクトやサービスのデザインに関する様々な情報を「言語化」「可視化」し、関係者間で共有できるようにしたものである。これまでも似たようなものに「UI標準」があったが、それと違うのは、プロダクトやサービスと乖離せずに一緒に成長していく仕組みまで含まれている点である。これによって、部品やレイアウトなどの一貫性・統一感といった「デザインメリット」が得られただけでなく、部品の再利用・柔軟性による「開発効率化メリット」、部品名で会話して素早く認識を合わせることができる「コミュニケーションメリット」が得られた。
本発表では、構築した「デザインシステム」の概要とそこから得られた効果を紹介する。