近年、複雑化する自動車設計において、車両の複数性能の成立範囲を効率的に導出するセットベース設計法を検討してまいりました。この成果が今回の受賞につながり、大変光栄に思っております。本技術は自動車業界にとどまらず、他の業界にも拡張可能であるため、当シンポジウムで発表させていただきました。この発表が、信頼性や品質向上に少しでも貢献できることを願っています。また、発表を通じて幅広い業界の研究者から質問やコメントをいただけたことは、今後の研究活動を進める上で非常に有益でした。発表後には参加者との交流会もあり、多くの方々と直接お話しできたことは、大変貴重な機会でした。発表を通じて、自身の取り組みの整理やプレゼンテーション能力の向上、社外の方との交流など、さまざまな成長につながる機会があると実感しています。参加を検討されている方々には、ぜひ参加をお勧めいたします。
白石さん、この度は「優秀報文賞」の受賞、誠におめでとうございます。日本科学技術連盟主催の信頼性・保全性・安全性シンポジウムでは、普段接する機会の少ない幅広い研究機関や業種の専門家の方々から、多くの刺激やフィードバックを受けられたことと思います。また、このような場で自身の取り組みやプレゼンテーションが評価されたことは、大きな自信につながったことでしょう。シンポジウムでの発表は、白石さんの成長や技術の発展に寄与するだけでなく、私たちのチーム全体にとっても大きなプラスになると確信しています。今回の経験を糧に、今後も新たな挑戦を続け、技術力を一層高めていかれることを期待しています。