SQiPさまざまな取り組みから得られた成果を一般公開しています。
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不確実性に強いQAへ:プロジェクトリスクとプロダクトリスクを見極める実践アプローチ

ソフトウェア品質シンポジウム2025(2025年)

変化の激しい開発環境では、不確実性に起因する判断ミスやリスクの見落としが、重大な品質問題へと発展することがある。本発表では、私がQAエンジニアとして取り組んできた、そうしたリスクに向き合う考え方と実践について紹介する。過去には、曖昧な仕様や品質知識の不足により十分なテストが行えず、リリース遅延や品質低下を招いた経験がある。これを教訓に、リスクを「プロジェクトリスク」と「プロダクトリスク」に分類し、それぞれに応じた対応方針を整理したうえで、判断ベースでテスト戦略を調整する取り組みを行ってきた。さらに、リスク識別のための会議体を設け、開発チームと早期に情報を共有し、設計段階から品質を扱う体制を整備した。これにより、仕様検討段階での認識のずれや改善事項を前倒しで発見・対処できるようになり、リスクの顕在化を未然に防ぐ効果があった。不確実性が高まるなかで、マインドセットと戦略の両面から対応するQAの実践的アプローチを紹介し、現場で再現可能な品質改善のヒントを提供する。