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事業分析におけるSysMLを用いた競争優位性の分析支援手法の提案

ソフトウェア品質シンポジウム2025(2025年)

近年宇宙開発のコモディティ化は進み、宇宙機システムを開発できる企業が増えたため、開発したシステムは誰にどのような価値を提供するのか、といった顧客向けサービスの構築により優位性を確保する重要性が増加している。特に我々が設計対象としている地球近傍の宇宙機システムを利用したサービスは以下の特性を有する。
【特性1】市場拡大期であり新規技術で市場を開拓中
【特性2】価値連鎖が多くの分野に渡る(例:宇宙機システム事業者-データ提供事業者-データ利用事業者)
【特性3】物理制約等に依存しシステムに多くの制約がある
従来の価値連鎖分析手法(顧客価値連鎖分析:CVCA)により上記特性を有するサービスを分析したところ、以下の課題が発生した。
【課題】競争優位性のある属性(性質や特徴を示すパラメータ)の特定が困難
宇宙機システムは大規模かつ複雑性があるため、分野横断的にシステムを捉えることができるMBSE(モデルベースシステムズエンジニアリング)によって、システム開発を実施するプロセスに変革しつつある。
そこで、顧客の特定やサービスの提供時でも同様のアプローチ(MBSE の適用)によって、競争優位性のある属性を特定可能か検討した。顧客がサービスを利用するシナリオやサービスと顧客事業の因果関係の分析を支援するモデリングルールと分析ガイドからなる分析手法を構築した。
本発表ではその内容を紹介する。