2つの特徴的な取組みによるテスト自動化の導入
ソフトウェア品質シンポジウム2021(2021年)
執筆者:
松井 康浩 (オリックス生命保険㈱)
当社では、システム開発において下記の課題を抱えている。
①開発プロジェクトにおけるシステム改修工数のうち、多くをテスト工程で費やしており、開発プロジェクト全体の工数を増大させ、また早期にリリースしたいというビジネス側の要求に応えられていない。
②全てのテスト作業において比較的高単価な要員が手動でテストを実施しており、コストを削減できていない。
③デグレードが起因する課題が発生している。
そこで当社では、ソフトウェアテストを効率化するための手段として「テスト自動化」を導入した。
テスト自動化の効果が出やすい部分として、再帰的に実行する「リグレッションテストの自動化」から適用を開始した。
本発表では、テスト自動化がより効果的に活用できるよう事前準備として実施した「テスト自動化ツールの選定基準策定」、「テスト自動化ツールの社内教育」、「リグレッションテストのテストケース見直し」について紹介する。また、運用面においては「自動化スクリプトを定期的に実行する仕組み」についての検討から構築をしたため、検討の背景や現在の運用状況についても紹介する。
本発表を通して、同様の取組みをされている皆さまとの情報交換、意見交換に繋がればと考えている。
①開発プロジェクトにおけるシステム改修工数のうち、多くをテスト工程で費やしており、開発プロジェクト全体の工数を増大させ、また早期にリリースしたいというビジネス側の要求に応えられていない。
②全てのテスト作業において比較的高単価な要員が手動でテストを実施しており、コストを削減できていない。
③デグレードが起因する課題が発生している。
そこで当社では、ソフトウェアテストを効率化するための手段として「テスト自動化」を導入した。
テスト自動化の効果が出やすい部分として、再帰的に実行する「リグレッションテストの自動化」から適用を開始した。
本発表では、テスト自動化がより効果的に活用できるよう事前準備として実施した「テスト自動化ツールの選定基準策定」、「テスト自動化ツールの社内教育」、「リグレッションテストのテストケース見直し」について紹介する。また、運用面においては「自動化スクリプトを定期的に実行する仕組み」についての検討から構築をしたため、検討の背景や現在の運用状況についても紹介する。
本発表を通して、同様の取組みをされている皆さまとの情報交換、意見交換に繋がればと考えている。