演習コースⅣ「STAMP/STPAを用いたセキュリティ分析設計:生成成AIを活用した反復開発プロセスへの導入」
ソフトウェア品質管理研究会 演習コースIV(2025年)
執筆者:
佐々木 瑛太(アズビル) 、吉村 隆広(アイホン) 、安樂 啓之(インフォテック) 、戸田 優作(アズビル) 、永野 哲(ミラクシアエッジテクノロジー) 、池上 達也(デンソー) 、石原 佑一(東京海上日動システムズ) 、紫藤 紀行(三菱電機ソフトウエア) 、藤井 広宣(ブライシス)主査:
金子 朋子(創価大学)副主査:
髙橋 雄志(東日本国際大学)アドバイザ:
佐々木 良一(東京電機大学)
STAMP/STPA を用いたセキュリティ分析の有効性は先行研究により示されている.しかし,システムの大規模化・複雑化が進む一方で開発期間の短縮が求められる現状において,分析の専門性の高さと所要時間の長さから,反復的な分析の実施が困難であるという課題が存在する.本稿では,生成AIによりSTAMP/CASTによる事故分析効率化が期待できるとした過去の研究を踏まえ,STAMP/STPAに基づくセキュリティリスク分析に生成AI を統合することでその課題解決を図った.そして実験により,プロンプトを用いたSTAMP/STPA 分析が実用的に機能し,開発工程の進行に応じて反復的に分析できることを確認した.このことから, セキュリティバイデザイン原則に基づき反復的に分析・設計を行う開発プロセスの実現可能性についての知見を得た.
