プロジェクトの成熟レベルに応じたSQA行動を導出する適応型プロセス「SQA-MATE」の提案
ソフトウェア品質管理研究会 研究コース1(2025年)
執筆者:
呉 紅馬(パナソニックオペレーショナルエクセレンス株式会社) 、槇原 千恵(ミラクシア エッジテクノロジー株式会社) 、秋元 雅俊(株式会社インテック) 、鯉江 俊彰(株式会社デンソークリエイト)主査:
田中 桂三(オムロン株式会社)副主査:
白井 保隆(株式会社東芝)アドバイザ:
中森 博晃(ビースラッシュ株式会社)
我々の開発現場では,品質保証活動(以下,SQA活動)の形骸化により,本来期待される品質向上効果が十分に発揮されず,終盤に指摘が集中して手戻りや納期遅延を招く状況が続いている.背景には,プロジェクト側が期待するSQA活動の水準や介入タイミングと,SQA担当者が実際に行う活動との間に生じるギャップが存在する.
本研究では,この課題に対し,開発初期段階からSQA担当者が開発現場に寄り添い,適切な支援と働きかけを行うことが,ギャップの解消と品質リスク低減に大きく寄与すると考えた.そこで,プロジェクトの成熟レベルを客観的に判定し,そのレベルに応じてSQA担当者が取るべき行動を導出する適応型プロセス「SQA?MATE」を提案する.
SQA?MATE は,プロジェクトの成熟レベル毎のSQA行動の抽出を中核要素としており,SQA担当者がプロジェクトの成熟レベルに寄り添いながら柔軟に関与できる点を特徴とする.
実プロジェクトへの適用結果から,ギャップの縮小および品質リスクの低減について一定の評価が得られ,SQA?MATEの有効性が確認された.一方で,SQA担当者が取るべき行動の具体化が必要であるなど,現場導入に向けて整理すべき課題が残されている点も示唆された.
本研究では,この課題に対し,開発初期段階からSQA担当者が開発現場に寄り添い,適切な支援と働きかけを行うことが,ギャップの解消と品質リスク低減に大きく寄与すると考えた.そこで,プロジェクトの成熟レベルを客観的に判定し,そのレベルに応じてSQA担当者が取るべき行動を導出する適応型プロセス「SQA?MATE」を提案する.
SQA?MATE は,プロジェクトの成熟レベル毎のSQA行動の抽出を中核要素としており,SQA担当者がプロジェクトの成熟レベルに寄り添いながら柔軟に関与できる点を特徴とする.
実プロジェクトへの適用結果から,ギャップの縮小および品質リスクの低減について一定の評価が得られ,SQA?MATEの有効性が確認された.一方で,SQA担当者が取るべき行動の具体化が必要であるなど,現場導入に向けて整理すべき課題が残されている点も示唆された.
