行為の 7 段階モデルを用いたユーザーのつまずき解決手法- ユーザーがつまずいた原因は本当にそれですか? -
ダウンロード数: 1849回
SQuBOK分類 :
1.1.4 使用性 、 2.3.2.5 なぜなぜ 分析 、 2.14.2 要求の妥当性確認と評価 、 3.13.1.1 ユーザビリティテスト 、 3.13.1.2 インタラクティブシステムの人間中心設計プロセス(ISO 9241-210)
1.1.4 使用性 、 2.3.2.5 なぜなぜ 分析 、 2.14.2 要求の妥当性確認と評価 、 3.13.1.1 ユーザビリティテスト 、 3.13.1.2 インタラクティブシステムの人間中心設計プロセス(ISO 9241-210)
発表場所 : SQiP研究会
主査 : 金山 豊浩(ミツエーリンクス)
副主査 : 三井 英樹(Weblysts.com) 、村上 和治(東京海上日動システムズ)
執筆者 : 佐藤 学(テックスエンジソリューションズ) 、高山 綾子(インテック) 、大野 巧真(アズビル) 、澤田 修平(テックスエンジソリューションズ)
副主査 : 三井 英樹(Weblysts.com) 、村上 和治(東京海上日動システムズ)
執筆者 : 佐藤 学(テックスエンジソリューションズ) 、高山 綾子(インテック) 、大野 巧真(アズビル) 、澤田 修平(テックスエンジソリューションズ)
紹介文 :
ユーザーが陥ってしまう操作上での行き詰まりに対して、行為の7段階モデルを元に時系列をさかのぼって分析することで、より本質的な原因を探っています。
この方法を用いることで、ユーザーの心理や行動、認識まで意識することができるため、なぜなぜ分析単独では見つけにくい真因を見つけることができます。
ユーザーが陥ってしまう操作上での行き詰まりに対して、行為の7段階モデルを元に時系列をさかのぼって分析することで、より本質的な原因を探っています。
この方法を用いることで、ユーザーの心理や行動、認識まで意識することができるため、なぜなぜ分析単独では見つけにくい真因を見つけることができます。
概要 :
システムを開発するメンバーは一般的に IT リテラシーが高く、IT リテラシーの低い人がシステムを利用する上でのつまずきを理解することは難しい。しかし、システムのユーザビリティと UX を向上させるためにはそのつまずきの原因を究明しなければならない。原因究明する手法としてなぜなぜ分析があげられるが、開発者が実施するとシステムありきの開発者目線で分析が行われてしまい、ユーザー視点でのつまずき原因分析ができていないケースが多くみられる。
そこで本研究では、なぜなぜ分析をユーザー視点での問題分析に利用する方法論として、人の行為を 7 段階に分類する理論となぜなぜ分析を組み合わせた方法を提案する。この方法を用いた分析と一般的ななぜなぜ分析との比較を行った結果、提案する方法を用いると、つまずきの原因を行 為の段階を追って時系列で究明していくことができ、ユーザー視点でのつまずき原因分析において有用であることが分かった。
システムを開発するメンバーは一般的に IT リテラシーが高く、IT リテラシーの低い人がシステムを利用する上でのつまずきを理解することは難しい。しかし、システムのユーザビリティと UX を向上させるためにはそのつまずきの原因を究明しなければならない。原因究明する手法としてなぜなぜ分析があげられるが、開発者が実施するとシステムありきの開発者目線で分析が行われてしまい、ユーザー視点でのつまずき原因分析ができていないケースが多くみられる。
そこで本研究では、なぜなぜ分析をユーザー視点での問題分析に利用する方法論として、人の行為を 7 段階に分類する理論となぜなぜ分析を組み合わせた方法を提案する。この方法を用いた分析と一般的ななぜなぜ分析との比較を行った結果、提案する方法を用いると、つまずきの原因を行 為の段階を追って時系列で究明していくことができ、ユーザー視点でのつまずき原因分析において有用であることが分かった。