UXデザイン手法の効果的展開策~ 「UXサジェスター」の提案 ~
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SQuBOK分類 :
2.6.2 教育・育成のマネジメント技法 、 3.5.1.1 ステークホルダー識別 、 3.13.1.2 インタラクティブシステムの人間中心設計プロセス(ISO 9241-210)
2.6.2 教育・育成のマネジメント技法 、 3.5.1.1 ステークホルダー識別 、 3.13.1.2 インタラクティブシステムの人間中心設計プロセス(ISO 9241-210)
発表場所 : SQiP研究会
主査 : 金山 豊浩(ミツエーリンクス)
副主査 : 三井 英樹(Weblysts.com) 、村上 和治(東京海上日動システムズ)
執筆者 : 中島 碧莉(インテック) 、田中 智絵(LIXIL) 、徳田 和貴(LIXIL)
副主査 : 三井 英樹(Weblysts.com) 、村上 和治(東京海上日動システムズ)
執筆者 : 中島 碧莉(インテック) 、田中 智絵(LIXIL) 、徳田 和貴(LIXIL)
紹介文 :
現場の開発者がUX手法の本来の目的をしっかりと理解し、かつ手法の効果があがるように展開するためには、UX手法の有識者によるサジェストが有効であると提案している。UX手法の組織導入・展開を行う場合に有益な示唆を与えてくれる内容である。検証実験で使用したサンプルも付録に掲載されているので参考になる。
現場の開発者がUX手法の本来の目的をしっかりと理解し、かつ手法の効果があがるように展開するためには、UX手法の有識者によるサジェストが有効であると提案している。UX手法の組織導入・展開を行う場合に有益な示唆を与えてくれる内容である。検証実験で使用したサンプルも付録に掲載されているので参考になる。
概要 :
UX手法を他の開発手法と同じ方法で私たちの組織に広げても、UX手法の効果が発揮されていない問題があるとわかった。
本論文ではその問題を解決するために、システム開発時にUX手法の有識者によるサジェストを行う展開方法を提案する。
我々はサジェストする前後のペルソナを比較する実験を通じて、提案の有効性を検証した。まず、UX手法の初心者である開発プロジェクトの担当者が単独でペルソナを作成する。次に、UX手法の有識者が、開発者が作成したペルソナを参照してUXの視点でサジェストを実施する。
その結果、UX手法の有識者によるサジェストを実施したペルソナは、開発プロジェクトの担当者単独で作成したペルソナよりも、UXの考慮された成果物となった。さらに、サジェストを実施することで、開発プロジェクトの担当者にUXの視点が備わる効果もあるとわかった。
UX手法を他の開発手法と同じ方法で私たちの組織に広げても、UX手法の効果が発揮されていない問題があるとわかった。
本論文ではその問題を解決するために、システム開発時にUX手法の有識者によるサジェストを行う展開方法を提案する。
我々はサジェストする前後のペルソナを比較する実験を通じて、提案の有効性を検証した。まず、UX手法の初心者である開発プロジェクトの担当者が単独でペルソナを作成する。次に、UX手法の有識者が、開発者が作成したペルソナを参照してUXの視点でサジェストを実施する。
その結果、UX手法の有識者によるサジェストを実施したペルソナは、開発プロジェクトの担当者単独で作成したペルソナよりも、UXの考慮された成果物となった。さらに、サジェストを実施することで、開発プロジェクトの担当者にUXの視点が備わる効果もあるとわかった。