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SQuBOK分類 :
年度 : 2017年   分科会 :
紹介文 :
通常、ソフトウェアテストにおいては、テスト要因を分析し、その要因を組み合わせてテスト項目を作成し実行する。作業効率化のため、実行と結果確認を自動化しても、テスト項目作成は人手であり、実施可能な組み合わせ数に限界があった。そこで我々は、要因をランダムに組み合わせ大量のテスト項目を自動生成し、生成されたテストの実行および回答との結果比較まで自動化する手法により組み合わせのバリエーションを拡張したテストを実施し、多くの障害を検出した。
しかし、活用の実績から2つの問題があることが明らかになっている。1つは、テスト項目を、ランダムに要因を組み合わせ生成した順に実行するため、品質リスクに応じた順番でテストできず、早期の品質確保ができないことである。もう1つは、結果比較でNGとなるテスト項目を大量に検出した場合、それらが同一原因によるものかの確認は人手であり、工数がかかることである。
本報告では、これらの問題を解決するため、障害に関係する重要な要因を含むテスト項目を優先的に実施する手法と、検出した障害を、そのテスト項目の要因に着目して同一原因かどうか自動で分類し、原因の究明を効率化する手法を提案し、実際のテスト作業においてこの手法を適用した効果について報告する。
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