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年度 : 2017年   分科会 :
紹介文 :
本発表では開発プロジェクトマネジメントに対する改善提案として、富士通のプロダクト開発部門における第三者検証活動を通して判明して来た一課題から考察し提案するものである。
筆者の所属する組織では富士通で製品を開発する事業部門から独立した第三者の立場として、製品開発のプロセスおよびマネジメントに着目した第三者検証活動(以降、開発プロジェクト審査)を2004年から実施し、富士通のソフトウェア製品の品質向上に貢献してきた。
近年の開発プロジェクト審査の指摘傾向としてプロジェクトマネジメントの問題が散見されてきた。これらの問題指摘について分析を進めた結果、原因の一つに開発計画策定時の品質施策立案に問題があるのではないかと考察した。この検証としてその後の開発プロジェクト審査で品質施策の運用状況を確認したところプロジェクトマネージャーの独自判断によるものが多いと分かった。
各プロジェクトがプロセスを整備する際に部門のQMSに準じているが、品質施策の粒度に関しては定義されていない。そのため今後の開発プロジェクト審査の中で、開発計画段階で品質施策の内容の妥当性を確認し、プロジェクトマネジメントの問題を是正していく。この活動を進めることでプロジェクトマネージャーが円滑にマネジメントできるよう支援し、プロジェクトマネジメントに貢献していく。
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