小田井 勇樹 氏
株式会社オティックス
代表取締役社長
代表取締役社長
2006年 トヨタ自動車株式会社 入社、上郷工場 工務部、生産管理室 生産調査室を経て、2014年 ㈱オティックス 常務執行役員。
その後、OTICS USA Inc.社長を経て、2019年 ㈱オティックス 代表取締役社長に就任。
同社は、2018年デミング賞、2021年にデミング賞大賞を受賞。『イコールパートナーと評価される開発提案型企業への成長』をめざしたTQMの推進にリーダーシップを揮っている。
その後、OTICS USA Inc.社長を経て、2019年 ㈱オティックス 代表取締役社長に就任。
同社は、2018年デミング賞、2021年にデミング賞大賞を受賞。『イコールパートナーと評価される開発提案型企業への成長』をめざしたTQMの推進にリーダーシップを揮っている。
――自動車業界をめぐる「100年に一度の大変革」をどう受け止めていますか。
小田井:大変に厳しく、つらいと感じています。逆に言うと、100年間平和で安定した時代が続いていた証しでもあると思います。
「大変革」の大元はカーボンニュートラルとか気候変動問題あたりにあると思うのですが、それに加えて、中国や欧州がダイナミックな動きを見せてきた。それがかなり強烈に来てしまったという印象を持っています。
とはいえ、会社としてはそれ相応の対応をしなければなりませんから、これまでの底力が試される機会なのかなとも思っています。
「大変革」の大元はカーボンニュートラルとか気候変動問題あたりにあると思うのですが、それに加えて、中国や欧州がダイナミックな動きを見せてきた。それがかなり強烈に来てしまったという印象を持っています。
とはいえ、会社としてはそれ相応の対応をしなければなりませんから、これまでの底力が試される機会なのかなとも思っています。
――仕事の流れの中で潮目が変わってきたと感じたのはいつごろですか。
小田井:実感したのはここ2、3年です。実は3年前まで米国の事業所にいたので、日本での感覚と少し受け止め方が違っていました。来る日も来る日も、エンジンで動くトラックがバンバン売れていくのを目の当たりにしているわけです。
もちろん、当時から電動化という話は出ていましたが、実際のところ、あまりピンとは来ていませんでした。それが今や欧州メーカーはエンジンを止めるという流れだし、エンジンに強い思い入れを持っているとされた国産車メーカーもそういうこだわりを捨てて電動化に舵を切ると言い出した。それを聞いた時にはちょっと衝撃を覚えました。
もちろん、当時から電動化という話は出ていましたが、実際のところ、あまりピンとは来ていませんでした。それが今や欧州メーカーはエンジンを止めるという流れだし、エンジンに強い思い入れを持っているとされた国産車メーカーもそういうこだわりを捨てて電動化に舵を切ると言い出した。それを聞いた時にはちょっと衝撃を覚えました。
――エンジン機能部品を主要製品としている貴社にとって、電動化は「黒船」ですね。
小田井:電動化ばかりでなく、コネクティッド、自動化、シェアリングをひとまとめにした「CASE」と呼ばれる変化は当社の事業にも少なからぬ影響を及ぼしています。
率直に言って、当社は歴史的にトヨタ自動車に支えられた部分が大きく、同社をはじめとして、お客様のニーズに合わせて変化させてもらってきた面があります。しかし、これからは自己責任で変化・進化することが求められるようになります。ですから、お客様に対してわれわれから新たな価値を提供していかなければならないと思っています。
率直に言って、当社は歴史的にトヨタ自動車に支えられた部分が大きく、同社をはじめとして、お客様のニーズに合わせて変化させてもらってきた面があります。しかし、これからは自己責任で変化・進化することが求められるようになります。ですから、お客様に対してわれわれから新たな価値を提供していかなければならないと思っています。



