レビュー会議の可視化により目的の曖昧さを明確にする手法の提案
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発表場所 : SQiP研究会
紹介文 :
レビュー会議が時間通りに終わらない、効率的なレビュー会議にするためにはどうすれば良いか。
本論文では、レビュー会議での発言内容毎の時間を測定し、どのような発言がどの程度行われているのかを可視化することで、レビュー会議の参加者間で会議の目的に微妙なズレがあることを認識させ、レビュー会議の改善を促す手法を提案している。
時間というのは、その人の置かれた立場や状況の違いによって感じ方が異なる一方、絶対的で普遍的な指標とも言えるため、レビュー会議の現状把握や分析を行う際に大いに活用できそうである。
概要 :
 レビュー会議は欠陥検出を主目的として開催される.しかし,実際のレビュー会議では参加者がそれ以外の目的を持って参加する場合がある.この目的が曖昧で共有されないことにより,モデレータがいる場合でも,時間通りに終わらない,軽微欠陥の検出に終始するなどの問題が発生する.この場合参加者は,お互いが持ち寄ったレビュー会議の目的に齟齬が生じていることを認識していないだけでなく,レビュー会議でどのような内容の発言がどのくらい行われているかを把握していない.そこで我々は「レビュー会議の目的を参加者で共有し,会議での発言内容毎の時間と発言者を測定,可視化し,全員が参加して分析を行う.分析を通して,目的の曖昧さを認識し,目的の明確化とレビュー会議の改善を行う手法」を考案した.実際のレビュー会議に対してこの手法を試行した結果,参加者間で目的の明確化,共有が奏功することで,レビュー会議の改善を促せることがわかった.
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