システム開発におけるプロジェクト・マネジャーの本質を捉えろ~自主的に動ける組織作り~
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発表場所 : SQiP研究会
紹介文 :
 プロジェクトマネジャーは忙しいという研究員の言葉を聞いて、それは『プロジェクトマネジャー消防士論』に則ってないからだとこたえたのが始まり。ここで言う消防士とは、火消しではなく『火事が起きないように願い予防処置をする人』が消防士だ。つまり、火消しは消防士 ではなく、消防士は、自分の仕事が無くなるようにと自己否定しながら生きる不思議な人だ。
そのためにはどうすれば良いか。人、組織、システム化対象物、プロジェクト、ソフトウェア、コンピュータの仕組みなど諸々を知り、その特性に合わせて予防処置をすることだ。つまり、プロジェクト・マネジャは、物事の本質をとらえて意思決定をすることである。
さて、本質とは何か。論文を読んでいただこう。
概要 :
 プロジェクト・マネジャーは忙しい。次々と起きる問題を処理するのに忙しく、マネジメント(予防)に力が使われずに、更なる問題が起きてしまい悪循環に陥ってしまう。丁度、消防士が火消しで忙しく防火を疎かにしてしまう様なものだ。消防士は、本来火事が起きないことを望んでいる。プロジェクト・マネジャーも同様に予防に力を注ぐべきである。
 本論文では、「プロジェクト・マネジャーが、『今、しなくても良い仕事』で忙しいのであって、実際はもっとプロジェクト・マネジメントに力を使えるはず」と言う仮説をたて、これを検証した。
 その結果、プロジェクト・マネジャーには、「自分がやらなければならない」と言う思い込みがあること、また、「一旦やり始めたことが状況に合わせて見直されない」ので忙しくなる実態が明らかになった。
 プロジェクト・マネジャーが、本来のマネジメントが出来るようになると、プロジェクトの問題が未然に防止され、プロジェクトがスムーズに進む。開発されたシステムの品質も良くなると期待できる。
 この考え方を、PM消防士論と呼ぶことにした。
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