現場で使える品質評価手法の研究
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年度 : 2005年   分科会 : 第5分科会「テスト」
発表場所 : SQiP研究会
紹介文 :
ISO 9126などの品質特性を、実際の現場でどのように使えばいいのかの一方策が提案されています。通常は外部品質特性のみ着目されがちですが、内部品質特性も使用されており、開発する立場が考えねばならないことも組み込まれています。
使用する際は、プロジェクトごとに品質特性の捉え方は異なるので、チェック項目と特性のリンクを再考し、チェックリストの補足も、プロジェクトにあった形にすると、より使いやすいものになります。
概要 :
ソフトウェア開発に従事する者の大半は「テスト漏れが多く、客先で不具合が発生する」、「仕様検討漏れが多く、手戻りが発生する」という共通の課題を抱えている。
そこで我々研究員は、ISO/IEC 9126で定義された品質特性および品質副特性を利用してこの共通の課題を解決しようとしたが、これらの特性は難解かつ抽象的であり、現場で使うには困難であることが分かった。
研究開始当初、我々には、品質特性および品質副特性の理解と、その特性を利用したテスト技法の具体化という2つの課題があった。その課題に対して我々は、特性のインディケータ(測定指標)の理解を通して特性を推測する方法により前者の課題を解決し、チェックリストの作成という方法により後者の課題を解決した。
こうして作成したチェックリストは、V字プロセス(SLCP[ISO/IEC12207:JIS X0160]に準拠)の各工程別に成果物の評価ができること、チェックすべき観点をレビューとテスト実施時に分離していることなど、現場で活用するための工夫が施されている。さらに本研究では、チェックリストの作成に留まらず、実際のプロジェクトにおける成果物の評価にチェックリストを使用し、その有効性の評価と考察も行った。
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