社内テスト用大規模データベースのデータ品質保証の実現 
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年度 : 2013年  
発表場所 : SQiPシンポジウム
紹介文 :
大規模なパッケージソフトウェアの開発における、テスト用のデータベースのデータ品質保証をテーマとしています。開発環境やテスト環境の運用に関心が有る方に、特にお薦めです。
研究対象の開発やテスト環境の規模が数値で具体的に示され、また、改善前の問題や実施結果が判りやすくまとめられています。大規模開発の経験はないが今後取り組もうとされているに方も、読み進めやすい内容になっています。
概要 :
所属部門では大企業向けの会計 ERP を開発・テストしています。機能の豊富さ故に、製品で使用する RDB は 11,000 テーブルを数え、確認を要する初期設定用などの設定レコードは 1,200 万行に上ります。開発者の確認や修正内容反映の高速化を図るために、社内の製品テスト用環境に対してバージョン管理システムへの前日の修正コミット分を差分抽出し適用しています。しかしこの一方で上記適用は断片的なものとなってしまい、製品版と同じ一括適用との同一性を確実に保証することができていません。このような環境でのテスト作業はいくつかの問題を孕んでいます。意図しないデータ構造となってしまう可能性があるため、本来は発生しないはずの不具合が発生してしまう可能性があります。一方で、発生したはずの不具合の見落としなどの恐れがあります。また、上記環境に対して同様の適用を繰り返してしまうため、適切な監視・管理がない場合、顧客先とのデータ構造のさらなる乖離を招くおそれがあります。さらには、継続的な製品のバージョンアップに伴い、テーブルや設定レコードの増加もあり、保証をより困難なものへとしています。今回は以上のような問題を解決するとともに、さらなる総合的な DB のデータ品質保証を目的としてツールの開発およびプロセスの改善を行いました。 
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