システムテスト実施フェーズにおけるボトルネック/クリティカルチェーンを特定した残日数管理マネジメントとその効果
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年度 : 2013年  
発表場所 : SQiPシンポジウム
紹介文 :
テストケースの削減や休日・深夜残業という手を使わずに、進捗の遅れに対処する方法を紹介しています。ボトルネックにおける効率向上や、CCPMバッファ管理グラフによる視覚化など、期間を短縮するための汎用的なテクニックは、現場に導入しやすいでしょう。
概要 :
システムテストの実施フェーズにおいては、ボトルネックを考慮して見積もりや進捗管理を行うというアプローチが取られる場合が多いが、以下のような課題が存在する。
<物理的な課題>
・期間やコストを考慮すると、ボトルネックは完全に解消できない。
・複雑なシステムでは、作業見積りに対してテスト実施時間の変動が大きい。
<心理的な課題>
・作業前半では残り時間が長く感じられるため、工夫する意識や生産性が低下しやすい。
・作業後半において難易度の高い時間のかかる作業が残存して進捗が停滞する。
上記のようなシステムテスト実施フェーズにおける課題に対して、CCPMを参考に物理的課題を改善するためのボトルネック/クリティカルチェーンを特定したアプローチ、心理的課題を解消するための残日数管理マネジメントを導入した。
本発表では、具体的な課題と導入した手法の狙い、実践して得られた結果について紹介する。
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