トラブルの予兆を探るリスクマネジメント
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年度 : 2013年  
発表場所 : SQiPシンポジウム
紹介文 :
プロジェクトにおけるリスクマネジメントの成否は、プロジェクトマネージャ等など取り纏め者の経験やスキル等に依存するところが大きい。これに対応するため、筆者らは、過去事例や一般事例等を集めた「経験値リスクDB」を作成し、自分たちのプロジェクトの特性から「経験値リスクDB」よりリスクを抽出することで、リスクの見える化および関係者間でのリスクを共有することで、トラブルプロジェクトの削減効果があったことが報告されている。リスクマネジメントに悩んでいるプロジェクトマネージャなどには参考になる事例だと思います。
概要 :
トラブルを予防する際に重要なことは、「想定リスク」に対してトラブルが顕在化する前に対応策を策定しておくことである。
プロジェクトで発生しうるリスクは、プロジェクトマネージャが、顧客情報・システム要件・スケジュール・体制等の特性からプロジェクト開発時に想定し、対応策を策定している。しかしながら、プロジェクト特性に依存するリスクを体系化してマネジメントしていく作業は、プロジェクトマネージャの力量に左右され、多くの課題と問題点を持っている。
本検討は、プロジェクトマネージャによって左右されるリスクマネジメントに対して、そのマネージャの力量の差を埋めるための方法を考察し、ツールと場の確立によって実現したものである。
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