派生開発における影響範囲抽出方法の提案 ~影響範囲の考慮漏れ防止を目指して~
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年度 : 2012年  
発表場所 : SQiPシンポジウム
紹介文 :
ソフトウェアを修正した場合の影響範囲をいかにして把握し、考慮漏れを防止するのかが提案されています。影響範囲が発生するメカニズムの考察や影響確認の手法も参考になります。
概要 :
本発表では、派生開発における変更点の影響範囲を特定する手法を提案する。
派生開発では、変更点の影響範囲の特定が不十分であると機能のデグレードが発生する。
我々のナビゲーション開発(派生開発)では、変更点の影響範囲の抽出が担当者のスキルに依存しており、影響範囲の抽出漏れは不具合の大きな原因となっていた。現実の開発では開発ドキュメントがソースコードと十分対応していないため、ソースコードから影響範囲を特定する合理的な手法が必要であった。
本発表で提案する手法では、ソースコードにおける関数間の結合に着目した。まず、変更した関数が他の関数に影響を及ぼすメカニズムを把握し、結合により影響が伝播するパターンを洗い出した。そして、そのパターンごとに確認範囲(担当者が留意すべき因子とその組合せ)を限定できることを見出し、限定するための手法を検討した。
検討した手法の妥当性を確認するために、過去の影響範囲の考慮漏れによる不具合に対してシミュレーションを実施した。その結果、従来の開発では正しく把握できなかった変更点の影響範囲を特定することができた。
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