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年度 : 2019年   分科会 :
紹介文 :
ソフトウェア開発プロジェクトの規模は、ソースコードの行数という成果物の量によって定義されるLOC法、またはソフトウェアが提供する機能の量によって定義されるFP法で表現されることが多い。
一方で、サーバ等のハードウェアを導入し、ソフトウェアが稼働するようにIT設備を準備する基盤構築プロジェクトの規模は、メトリクスが確立されていない。
そのため、テストケース数やテスト時に摘出される欠陥数が適切な範囲にあるか、定量的に評価するための品質指標が無い課題がある。
そこで、LOCに該当する基盤構築プロジェクトの規模を表現するメトリクスを導出することで、この課題を解決できると仮説を立てた。
構築スケールに基づく品質指標を導出することを目的に、社内で2015年度より研究活動を開始しており、基盤構築プロジェクトの規模は「構築スケール(Cs:Construction Scale)」と定義した。
構築スケールに基づく品質指標は、以下4点を繰り返し実施することで導出した。

(1)基盤構築プロジェクトのメトリクス収集
(2)因子分析による基盤構築プロジェクトの規模に影響を与える因子の推定
(3)相関分析と重回帰分析による構築スケール算出式の導出
(4)構築スケールに基づく品質指標の有意性検証

本発表では、構築スケールに基づく品質指標の導出過程と有意性検証結果を報告する。
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