キーワード検索


 2001年    2002年    2003年
 2004年    2005年    2006年
 2007年    2008年    2009年
 2010年    2011年    2012年
 2013年    2014年    2015年
 2016年    2017年    2018年
 2019年    2020年  
2 件の資料が見つかりました。
ダウンロード数: 1338回
SQuBOK分類 :
年度 : 2017年   分科会 :
紹介文 :
 派生開発では、変更の影響箇所に潜在する欠陥を、回帰テストで見逃さず検出することが必要である。限られた時間で、影響範囲に対するテスト漏れを防止するためには「確実な影響範囲の特定」に加えて「テストの網羅性の確認」と「影響範囲を小さくする設計」が重要である。本発表では「制御の流れとデータ更新・参照の流れから影響箇所を特定可能」という考えから、影響波及パスという概念を定義し、それを利用した手法「影響波及パス分析法」を提案する。本手法を実開発に適用した結果、影響範囲に対するテスト漏れによる欠陥流出の防止に繋がる効果が確認できた。
ダウンロード数: 405回
SQuBOK分類 :
年度 : 2019年   分科会 :
紹介文 :
ソフトウェアの派生開発において、ソースコードの欠陥は「変更漏れ(追加漏れ/削除漏れも含む)」と「変更誤り」に分類できる。「変更誤り」については、変更仕様に対するテストを漏れなく誤りなく実施することで、欠陥の流出を防止することが可能である。

これに対して、我々の組織では、ソフトウェアメトリクスとレビューを活用し、テストの十分性の判断をしていたが、テスト漏れは検出しきれてはいないかった。

本研究では、「変更仕様に対するテストの漏れ」を検出するために、テストカバレッジの分析手法を考案した。短期間での開発が求められる派生開発において、現実的に実行可能な手法とするため、ソースコードの差分を抽出し、追加・変更箇所に対してテストカバレッジを算出する方針とした。
考案した手法を実開発に適用し、「変更仕様に対するテストの漏れ」及び「テストの漏れを誘発した“解釈誤りを起こす可能性の高い変更仕様”」を検出できた。考案した手法により、「変更誤り」に分類される欠陥の流出を防止する効果が期待出来る。
↑