ブックタイトル品質管理シンポジウム第100回記念史

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概要

品質管理シンポジウム第100回記念史

自由闊達に討論し、TQMのあるべき変革の姿を描く品質管理総合研究所所長細谷克也私が初めて品質管理シンポジウム(QCS)に招待討論者として参加させていただいたのは、第29回、1979年12月であった。テーマは、「これからのQC?1980年代の課題?」であった。日本鋼管の今泉益正参与が総論、そして、アイシン精機の清水崇常務が企業経営者、東京芝浦電気の梅田政夫所長が管理者、トヨタ自動車工業の片山善三郎課長がスタッフ、日本鋼管の長澤功主任部員が職組長、東京工大の水野滋名誉教授が学識経験者の立場からということで発表があった。品質管理セミナーや品質管理大会などでお目にかかる高名な先生方が沢山参加しておられた。武蔵工大の石川馨、草場郁郎、東京理科大の朝香鐵一、奥野忠一、玉川大の小暮正夫、京都大の近藤良夫、早稲田大の池澤辰夫先生など颯爽たるメンバーであった。このシンポジウムは、品質管理の発展のための組織的、計画的な総合研究の場として企画されたものであったが、そこでは、学界、産業界の有志が集まり、喧々諤々の議論が展開されていた。企業規模の大小や役職にとらわれず、一人ひとりが自由闊達に発言されているのに、ビックリしたものである。それ以後、私はほぼ毎回出席させていただいている。私が組織委員を担当したのは、第68回(99年6月)~第81回(05年12月)の14回、6年半であった。その間、主担当組織委員を3回担当した。第70回(00年6月)では、『ミレニアムのTQM?TQMで国際競争力を創生する?』をテーマに、総勢150名の参加者を得て盛大に開催された。21世紀末を迎えて、今世紀におけるTQMのあり方を明確にするために、国際競争力創生への新たな提言についてご討論いただいた。特別講演は、中坊公平弁護士から「問題はこうして解決する?ディスクローズによる挑戦?」、基調講演は、北川正恭三重県知事から「三重県における行政改革」についてお話しいただいた。グループ討論は、創造的新製品開発の効率化とTQM、究極のコスト削減とTQM、情報技術(IT)の活用とTQM、行政ならびにサービス業へのTQMの普及・展開、グローバルスタンダードとTQMの5班に分かれて討論していただいた。第75回(02年12月)は、『蘇れ!品質立国日本!?グローバル社会における品質戦略-』をテーマに、総勢121名の参加を得て開催された。特別講演は、NTTドコモの大星公二相談役から「新市場創出の経営」、基調講演は、日経BP社の上村孝樹主席編集委員から「マーケットインの視点に基づいたコラボレーションビジネスモデル」についてご講演いただいた。品質立国日本の再生を図るための品質戦略を明確にするために、トップのコミットメント、顧客価値の追求、品質の継続的改善、企業倫理と品質、海外展開における品質戦略、日本のTQMの改革の6班で討論していただいた。第80回(05年6月)は、『究める!グローバル競争優位の経営』をテーマに、総勢151名の参加者を得て開催された。特別講演は、千葉商科大の斎藤精一郎教授から「これからの日本経済と競争力」、基調講演は、日刊工業新聞社の千野俊猛社長から「品質経営と企業競争力~産業ジャーナリズムの視点から~」についてご講演いただいた。46品質管理シンポジウム第100回記念史(50周年)~新たな50年に向けて~