RPA開発における工数見積りと非機能設計の勘所について
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年度 : 2019年  
紹介文 :
RPA(Robotic Process Automation)はロボットによってホワイトカラーの事務作業を自動化・効率化する技術として近年多くの企業が採用している。そのような潮流の中、RPA開発の需要は年々増加傾向だか一方でRPA開発における課題も顕在化してきた。

例えば
①RPA開発は工数見積り手法が確立されておらず、過少見積となる場合がある
②非機能観点の設計ルールが確立されておらず、ロボット品質にバラツキが出やすい
の2点が挙げられる。

①RPA開発は機能数や複雑度合いによって開発工数は数人日~数人月と大きく変動するが要件定義段階で精緻な見積が実施されないまま開発に着手するとスケジュールの遅延や品質低下を招く。
②RPAはその自由度の高さからRPAツールを習得すれば直ぐに開発可能だが、複数の開発者にて同時に開発を進めるとエラーに対するリトライ方法が開発者毎にバラバラとなるなど運用が煩雑となり、結果リリース後の保守レベル低下を招く。

上記2点の課題を解決するため、弊社では
・ファンクションポイントを活用した規模試算と工数見積り
・RPA専用の非機能設計ガイド策定
を実施し見積精度と品質向上に取り組んできた。

本発表ではその概要と効果について述べたい。
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